一躍有名人のFei Lam君に、Fast Companyが取材したようです、どうぞ!
11月16日火曜日、New York Observerが17歳の少年Fei Lam君がiPhone 4 の白モデルDIYキットの販売で大儲けだと報じた。DIYキット、中国の工場からAppleよりも先に部品を輸入して作ったものである。ニューヨークはクイーンズからやってきたギークFei君曰く、彼のビジネスはのりにのってるようだ。
「今日は、いまのとこ売り上げ8000ドル(約66万円)くらいかな。」
Fei君のサイトWhiteiPhone4Now.comは今の所、13万ドル(約1085万円)相当のパーツを売り上げた。ニュースに取り上げられたことによって、新しいお客さんがどんどんサイトを訪問し今週のサイト観覧者の数は特に多く、今日1日だけで13万PVだという。Fei君ははっきりと明らかにはしていないものの、今までの収入は6万ドルから13万ドル(約500万から1085万円)だという。ということは、利益は3万ドルから4万ドル(約250万から335万円)だ。
高校3年生にしては上出来である。
メディアに取り上げられ話題になっているのは、良くもあり悪くもあり...。数日前に私立探偵よりAppleの白iPhoneパーツの盗品売買に関する調査の対象になっていると内容の手紙が。この私立探偵は偽物禁止を訴える団体に雇われているとのこと。届いた手紙はつまり、Fei君が態度を改めないならば、法的処置にでるとの脅迫状。
「何も盗んでないんだよ。だから探偵の人達が盗品売買と言っているのはよく意味がわからかった。」
詳しいことははっきりしていないが、Fei君が言うには、事の始まりはAppleのパーツに関するスパムメール。それについ出来心で返信したのがきっかけのようだ。返信後すぐにそのパーツを手配してくれる男性とコンタクトをとり始めたという。
数ヶ月後、Fei君は、この男性が元Foxconnの社員で、現在も彼の友人数人がFoxconnで働いているという事実を知った。Fei君は「パーツのいくつかはFoxconnからのものだけど、違法な行為は何も行われていない。」とはっきり主張。
なぜFei君はスパムメッセージがきっかけのこの男性に返信しお金を送ろうと思ったのか? Fei君いわく「いい人そうだったから。」もちろんお金だけとられて品物が送られてこないかもしれないと心配はしたようだが、結果その心配は無用だった。
もちろんFei君も、パーツを輸入することで何か問題が起きるかもしれない可能性を考えなかったわけではない。「だから、心配になって弁護士さんに相談することにしたんです。もちろん家族にも話しました。」
心配だとは言っても、「ビジネスは健在です。」とサイトを閉鎖するつもりはないようである。Fei君はこのサイトで大学費用を稼ぐつもりである。
もしかして将来Appleで働く可能性も?
「僕はAppleの大大ファンだ。可能性? もしかしたらね。どうだろう?」
Austin Carr - FastCompany(そうこ/原文)