今週北米で発売になった「Microsoft Kinect」。早速iFixitが分解したら、センサの山に混じって、なんと強靭な小型のファンも入ってました! Xbox 360のレッドリング・オブ・デス問題以降、マイクロソフト、熱分散パラノイアにかかっちゃったのかも...と、iFixitは書いてますよ。
iFixitより発見点をまとめておきますね。
・マイクロフォン4つ。4つも! 両耳用のデバイスは分解したことあるけどセンサ4つのはこれが初めて!
・オートフォーカスのカメラ2台。奥行きを拾う赤外線カメラと、視覚認識用の標準の可視スペクトルカメラ1台(「IRプロジェクターをカメラと勘違いして最初3台と書いちゃった」とiFixitから訂正の連絡がありました)
・赤外線発光ダイオード
・ファン。12ワットの端末にファン...マイクロソフト、熱分散にはか~なりパラノイドなこだわりを見せてます。Xbox 360のレッドリング・オブ・デス問題のこと考えると、その気持ちは理解できますね。消費者にとっては良いことだけど、冷却の部分だけやり過ぎの感も。
・64 MBのHynix DDR2 SDRAM
・モーター。やけに小型です。ちっぽけと言ってもいいぐらい。あまりにちっこいので、Kinectは小さなお子様の手の届かないところに置いときたくなりますよ、無理やり振り回すとギアが壊れちゃいそうなんだもん。
・3軸加速度センサー。先のパンニング専用モータの精度を高めるために使われてる...のかな?
・Prime SenseのPS1080-A2。KinectはPrime Senseのモーション感知技術がベース。このチップがKinectのいわば頭脳部で、ここに集まってくる全センサーからの情報を処理し、細やかな深度マップとカラーイメージにしてXBoxに転送するんです。
写真は以下リンク先で見てくださいね。Gizmodoが前に分解したときの記事はこちらです。
[iFixit]
Rosa Golijan(原文/satomi)