速くて、自信たっぷり。
こんな生きのいいAndroid携帯見たことない!
Gingerbread(Android 2.3)と「Nexus S」を約1時間触ってみた感想を「好きなところ」と「好きじゃないところ」の2本立てで、どうぞ。
好きなところ
• 高速 これはソフトウェアに負うところ大ですね...プロセッサは既に大量に出回ってるGalaxy S携帯と一緒なので。iPhone現行モデル並みに速く感じるAndroidはこれが初めて。詰まりもラグもなく動作はピュアでサクサクです。アプリの立ち上げもタッチの反応も。Androidはこうでなくちゃ。
•細部のこだわり リストの終わりのところを押すとオレンジ色に光り、画面がオフになる時はTV消すとき出るみたいなアニメーションが出ます。マカーもこうした細かいこだわりでアップルが好きなように、ディテールはとても重要。毛皮の毛布に身をくるんでるような、トータルでファジーな使い心地が得られます。
• 新UI Googleは青ひとつ選ぶのにグラデーションを何千何億と用意してユーザーテストするんで有名ですよね。脳だけ、ビジョンなし、みたいな。でも、この新UIは多数決というより、ひとりか2人の人間の好みが反映された印象で、黒無地とオレンジ&緑の組み合わせをふんだんに使い、平面的でもっと2次元ぽいデザインは80年代のサイバーパンクみたいです。嫌いな人もいるでしょうね。まだAndroidの全エクスペリエンスには対応してないし。
• タイプが苦にならない Android搭載のキーボードでは初めてそう感じました。
• NFCについて一言 タグアプリは開かなくてもNFCチップは読み込めます―単に画面がONならそれでOK。タグは集めるだけ集めといて後でタグが見たくなったらアプリを開いて見る、という感じですねー。
好きじゃないところ
• なぜにNexus Sは触った感じチープなのか? 並みのサムスン携帯よりは良い ―カーブも自然でナイス-- のだけど、他の大半のGalaxy S携帯同様、フィール(触り心地)とビルドの質が中の部品やソフトと全くもって吊り合ってないんですよね。ぴかぴか安っぽいプラスティックは似合わないでしょ、これ。まだ1年前に出たNexus Oneの方が高価で、未来っぽく、クオリティーの高い、職人技の製品ですよ。フィールとビルドという観点で言えば、iPhone 4 > Nexus One > Nexus Sですね。(ただしN1とNSの差はiPhone 4とN1の差よりずっと大きい)
• Contour Display(湾曲ディスプレイ)の凹みが微妙過ぎる ま、嫌いじゃないけど。騒ぐほどでもないかもね。スクリーンは良いです。省エネモードをONにすると、かなり黄色くなるけど。
• AndroidはやもするとPCっぽい これは人間が使う携帯なんだぞ! ...という雰囲気造りにもうちょっと愛と注意を向けてほしいなと思います。例えば! アプリマネジャーのショートカットがメインメニューのポップアップ窓に実装されてるのはいいんですが、このリストがなんというか...異様に理解しづらいリストなんですよ。あと楽曲プレイヤー、これがひどい!
• 動画チャットが入ってない 前面カメラはあるのに、ネイティブのGoogleアプリで動画チャットはできません。ついでに言うと、カメラ専用ボタンもないです。
• 重箱の隅ですが... ロックボタンは普通、携帯の上の方についてますよね? それがサムスンはまたもや頑固に右サイド。これは鬱陶しいですね。4つのメインのAndroidボタンの新しい配列も最適じゃない。
• Gがない HTC G2と違い、T-MobileのHSPA 通信には対応していません。
(動画のカッコいい音源はKillabiteさんより使用許可をいただきました)
matt buchanan(原文/satomi)