Chromeノート試作機「Cr-48」見るとみんなそう言うんですよね。ソフトのこと褒めてるんじゃなくて。
このなんもないところが、とても評判いいのね。もしかしてこれってノートの本来あるべき姿なのかも!
シールもない、スタンプもない、ロゴもない、バッジもない、ラベルもないし、テカテカキラキラビカビカ光るものもない、余計な音もなく、真っさらで傷ひとつない、マットブラックの肌。
あまりにも微かでそれがデザインであることさえ気づかないデザインこそが、僕、最高のデザインだと思ってるんだけども、このCr-48はまさにそれ。必要ないものは何ひとつないんです(人によっては必要なものまでついてないと思うかもしれないけど)。
余計なキーは取っ払ってしまって、検索やらスクリーンショットやらの、もっとよく使うキーをつけました。トラックパッドもボタン抜きだから、そのぶんトラックに使える面がたっぷり。
プラスティックで軽量。だけどがっちり頑丈。カーブもエッジもあるべきところについている...。飽くまで機能主体の美しきミニマリズム。「30未満の誰かのためにデザインされたThinkPad」ですね。
家電量販店に行くと、バンドル、サービス割引き、保証、推奨...目が回りますもんね。起動してもイロイロ出てくるし...。
Googleはパーツもソフトもバンドルしようって欲がないからこういうことができるんでしょう。どこが作るか、中に何が入ってるかなんてどうだっていいですもんね。Google的には、ユーザーがあちこちよそ見しないでネットとGoogle広告に目玉を釘付けにしてくれれば、それで。Cr-48は単なるプロトタイプだし、手にする人も数えるぐらいですけど、分かんないですよ? このままのかたちのが出てもみなさん驚かないように...。
目の前のものに集中できるマシン―そういうの求めてる人がいるのはハッキリしてるのに、作れる企業がGoogle1社というのも勿体ない話ですからね。
matt buchanan(原文/satomi)