Wiiリモコンで操作して、磁石の力でホワイトボードや冷蔵庫のドアなどに張り付いて走り回れるこのWiiリモコン壁ロボット。以前動画で紹介したときは製品化の声を頂きましたが、これを作るのはそんなに難しくないんですよ。
磁石の選定と配置はちょっと難しいですが、本体やモーター、ギアボックスはロボットキットで売ってるようなモノを使用し、Wiiリモコンと通信をしてモーターを回す指令を作っているマイコン部分はmbedという画期的なマイコンボードを使っています。
何が画期的かと言いますと、このマイコンボードはWebページ上でプログラムを作って動かすことが出来ちゃうんです。それなのでマイコンでプログラムを作り始める時に頭を悩ませる開発環境の構築が一切不要。
ネットに繋がるパソコンやiPadがあれば外出先だって、漫画喫茶だってプログラミング可能です。
さらにmbedをUSBでパソコンに繋げばUSBメモリとして認識されるのでWebページ上で作ったプログラムをダウンロードして、そこに置けばOKです。
(残念ながらiPadではプログラムのダウンロードが出来ない。)
とはいえ、単純にLEDを光らせるわけでもなくWiiリモコンとのBuletooth通信の制御なんて考えるだけで頭痛がしそうですが、ご心配なく。Wiiリモコンと通信するプログラムはmbedの開発環境が使えるWebページにCookbook(作り方レシピ)というページにあります。
ここのサンプルプログラム(BlueUSB)を使ってUSBのBluetoothドングル(普通のパソコン用のモノ)をmbedに繋げれば、Wiiリモコンとの通信ができちゃいます。
あとはチョチョイっとWiiリモコンの操作でモーターを回すようにすれば出来上がり。
と簡単に説明しましたが、詳しい作り方はホームページ等で詳しく説明していく予定です。
[Wiiリモコンで操作する壁ロボットを作ってみた , mbedとは]
(じぇーけーそふと , Twitter @jksoft913)
寄稿者のプロフィール:小中学生時代は電子工作、高校大学時代はロボット作り、社会人となって組込みプログラマーを経験中。ソフトからハードまでの知識を駆使して、新しい何かを作ろうと日々妄想⇒実行している。