光が成績に及ぼす影響も大きいみたい...
なんとなく朝方はダルくて気合いが入らなかったり、逆に夕方に近づくと疲れが出てきたり、わりと1日の中でも身体のリズムがあると思うんですけど、その特徴を最大限に理解して勉強や仕事の効率をアップさせる照明システム「School Vision」が、家電メーカーのフィリップスから発売されるようですよ。
人間の持つ能力と照明の関連性は、これまであまり大きく注目されることがなかった重要なポイントである。
そう同社の研究プロジェクトを率いたロンドンのシティー大学のエフィー教授も語っている通り、意外に盲点として見過ごされていたかもしれませんよね。でも、School Visionに備わる4つのモードで照明の光の色味を調整するだけで、調査対象となった学校では生徒の読解力が35%アップしたり、テストでのミス回答率が45%ダウンしたりするなど、目立った成果が出たようですよ!
どうやらまだ眠気も残る朝早い時間帯は「エナジー」モードでブルー系の照明を用い、その後は「ノーマル」モードをキープしつつ、ここぞという集中力を発揮すべき時は、ホワイト系のパワフルな光の「フォーカス」モードをワンタッチでスイッチオン。逆にリラックスしたい時には暖色系の光の色味へとシフトできるんだって。こまめに照明モードを調節するだけで、自分のパフォーマンスが自然に向上するそうですから、これはぜひウチのオフィスにも導入してもらいたいですね~
Kat Hannaford(米版/湯木進悟)