東電が公開した福島第一原子力発電所3号機内部の写真と、中で懸命に復旧活動を続けるみなさんの映像です。
携帯で撮ったような粗い画質ですけど、電源確保に必死で取り組んでる様子がわかります。以下は、18日の映像。
以下は「前半は22日火曜日に撮ったもので、後半は5日前の18日に撮ったものですが、公開になったのは最近です」とRussia Todayは書いてますよ。
中の写真もあと4枚あります。
現状、原子炉への電源確保はできたものの、状況をコントロール下に置くのに必要なシステム再起動の作業が難航中です。18日から2日間来日した国際原子力機関(IAEA)の天野事務局長は「状況は依然として深刻だが明るい進展も見られる」、「危機が克服されるのは疑いない」と強調しました。
また23日水曜15:30UTCの記者・関係諸国に対するブリーフィングで、IAEAのグラハム・アンドリュー事務局長補佐官(科学技術担当)は、以下のような明るい進展があったことを明らかにしました。
・AC電源が1号機、2号機、4号機で使えるようになった
・3号機を除く全ユニットの一部計器の電源が回復した
・3号機も主制御室の照明は確保できたが、計器・装置類には電気が通ってない
・計器が回復し次第、専門家にも判断材料となるデータを多く供給できる
海外と日本で言ってることが違うと無用の不信感とパニックを生みますから、IAEAでは第2のチームを現地に派遣し日本政府と連携をとりながら計測を行っていくそうです。ヨウ素131とセシウム137は本当に心配ですけど、今のところ放射線量は減少傾向とのことです...。
Jesus Diaz(原文/satomi)