日本政府は福島第一の半径30km圏(米国政府は80km圏)を長期避難区域に指定していますけど、同じ規模の事故が米国三大都市のニューヨーク、LA、シカゴ近在の原子力発電所で起こったらどうなるのか? 地図に円を引いてみました。
ニューヨーク(上図)は市境から45km、タイムズスクエアから55kmの地震断層2つが交わる地点にインディアンポイント原子力発電所が建ってますので、米基準を適用するとメトロ圏に住む2000万人を超える人々が避難対象に。ロングアイランドからブロンクスまで人っこひとりいない無人の町となります。
仮にインディアンポイントで高濃度放射能汚染水放水を伴う福島第一級の事故起こった場合には、ハドソン川があるぶん福島より被害はさらに大きくなりそう。
ロサンゼルス中心部に住む380万人はSan OnofreとDiablo Canyon発電所避難区域外なので無事ですが、メトロ圏内(総人口約1500万人)とLA周辺自治体のかなりの住民に甚大な影響が出るものと思われます。
シカゴでは最低970万人が市内およびメトロ圏から避難となります。
Jesus Diaz (原文/satomi)