ハワイ大学マノア校国際太平洋研究センターによると、日本の津波で洗い流された大量の瓦礫はハワイ・北米太平洋岸まで届きそうな気配ですよ。
以下のコンピュータモデルは、太平洋一円に配備した漂流ブイから入るデータを基に、主任研究員のNikolai Maximenko博士とコンピュータプログラマーのJan Hafner博士が作成したもの。3月11日の津波以降、家・車・家電などあらゆる残骸がゴミのプルームを成し、太平洋亜熱帯循環(North Pacific Subtropical Gyre)に乗って東に広がっていく様子がわかりますね。
(再生できない方は米Gizで)
デブリ漂流タイムライン
2012年3月
ゴミのプルーム、北ハワイ着。シミュレーションでは北西ハワイ諸島海洋国家遺産(Northwestern Hawaiian Islands Marine National Monument)の沿岸に漂着が始まる見通しです。
2013年3月
北米西海岸に向かう途中、ハワイの残りの島々にも到着し始めます。
2014年3月
デブリの塊ついに西海岸へ。カリフォルニア、ブリティッシュコロンビア、アラスカ、バハ・カリフォルニアに現れます。
2015年3月
この頃までには「北太平洋ゴミベルト(North Pacific Garbage Patch)」に雪崩込んでゆきます。アメリカ国立科学財団(USNSF)の最新調査によると今の太平洋ゴミベルトはもうパッチなんてもんじゃなく「漂流ゴミの海」と呼んでいいぐらい大きくなっており、目下テキサス州の2倍ぐらいもあるらしいんですね。このゴミベルトの中で波にもまれ、「漂流しながら、もっと小さな欠片に崩れていくだろう」とMaximenko博士とHafner博士は話しています。
2016年3月
震災から5年。「前より強く、長丁場」なデブリの一波がまたハワイを襲います。
以下は世界のゴミの吹き溜まりとして有名なカミロビーチの写真ですね。まだ津波とは関係ないですけど...。
以上のシミュレーションは先月下旬、第5回国際海洋ゴミ会議(ハワイ)で発表されました。北大西洋ゴミベルトのときみたいに管轄諸機関の迅速な回収・浄化の参考になるといいですね。
以下はおまけ。ABCニュースの映像です。シアトルの海洋学者Curtis Ebbesmeyer氏は「1日5~6マイル(8-9.7km)移動するので1年か2年で西海岸に来る」、1年目はボート・木材・玩具など海に浮かぶもので、2年目は釣具・網など(魚に危害が加わるもの)、3年目は靴・プラスティック家具・食卓セットなどで、もしかして「靴履いたままの足」も打ち上げられると言うんですけど...年数が年数なのでそれはないんじゃないでしょうか...。
Jesus Diaz(原文/satomi)















