約5億年前のカンブリア紀に生息していたと見られる、複雑な視覚器官をもつ生物の化石が大発見されました。
5億1500年前、海底に暮らす海洋動物はこの「目」のお陰で暗闇の中でも見えることができたのだそうです。
3000ものレンズから成るこの複雑な器官は、ただただ凄い。
古生物学者のJim Gehling博士によれば、
中央に大きいもの、周囲に小さいものが並ぶ、約3000の小さな水晶体がある。
今現在、カンブリア紀に生息していたと認識されている動物は、ザリガニやカニや蠅などの節足動物がほとんどだ。
この生物は海洋動物としてかなり良い視覚能力を持っている種類のものに違いない。
この時代のほとんどの生物は基本的な視覚器を備えていますが、この生物はカンブリア紀に発見された生物で初めて複雑な視覚器をもつ生物で、「史上初の大発見」モノの化石ですね。
南オーストラリア博物館にはその他にもカンガルー島から採掘された標本が保管されています。
mayumine(原文)