これでスーパーもスーパーなとんでもなくスーパースローな映像がッ!
Vision ResearchはPhantonと共同でとんでもなくスーパースローな映像が撮れるカメラを開発。Phantom v1610は、なんと1秒間に100万フレーム。100万fpsですよ、これまたとんでもない! 一体どんな映像が撮れるのか! と期待は上がるものの、実際のところ水風船が割れる映像やゼリーがプルプルする映像をこのカメラで撮影したらどうなるか。例えばたった3秒のゼリープルプルショットを1秒100万フレームで撮影して通常の1秒30フレームで再生すると約28時間もの超大作になってしまいます。いくらスロー好きでもこの大作はツライ、途中で寝ます。つまり、このカメラの100fps設定で撮るのにはそれ相応の被写体がいるということですね。例えば、爆発系。火薬で何かを爆発させるスロー映像でよくあるのは、初めのほんのちょっとだけが爆発の瞬間で後は、余韻のようなものが多いですよね。あれは、火薬(C-4)での爆発では、その爆破スピード1秒間に8000メートルとかなりのスピード故に、通常のスローでは追いつかないのですね。これをPhantom v1610で撮影すれば爆発の細かいところまでしっかり見る事ができます。
ここで1つ。100万fpsのマックス設定で撮影するには、画質を128x16にまで落とさなくてはいけません。カメラには1秒16ギガピクセルまでという制限があるのです。なので画質とフレーム数のちょうどいいバランスを考えなくてはいけませんね。例えばHDの1280x720でも1万8100fpsで撮影でき、これでも十分スーパースローです。
Phantom v1610、今のとこまだ値段やサンプル動画等は発表されておりません。100万fpsのスーパーウーパースロー動画、楽しみだなぁ。
[Wired]
そうこ(brent rose 米版)