今にも水しぶきが飛んできそうな気がしますよね。これは我らが日本出身の黒川良一さんという方の作品で、「オーディオビジュアルインスタレーション」と呼ばれる美術の分野だそうです。「Octfalls」と名付けられたこの作品、自然のものでなく人間が生んだテクノロジーを使ったものですが、圧巻の一言ですよね。僕はそれと同時にちょっとした恐怖も覚えました。ちなみにこの作品は今イタリアはベネツィアで行われている「the 54th Venice Biennale」で展示されているようですよ。
この黒川さんは2010年オーストラリアでゴールデンニカ賞を受賞されています。このゴールデンニカ賞とは何ぞやと思われたかと思いますが、簡単に言うと「デジタル技術を使った美術に送られる賞」だそうですよ。その際に受賞された作品「rheo: 5 horizons」が下の動画です。
どうでしたか? ものスゴいかっこいいですねー!
インスタレーションというのはその空間全体が作品になるため、鑑賞というよりは体験すると言う方が近いそうです。今まで知らなかったのが本当に悔しい限りです。機会があれば体験してみたいものですね!
(河原田長臣)