ギズでも塗る太陽電池を紹介していましたが、今度は塗る太陽電池を搭載した車が登場しますよ! 13日からドイツのフランクフルトで始まる「第64回フランクフルト国際モーターショー」でダイムラーとBASFが共同で開発した「スマート・フォービジョン(smart forvision)」を発表するそうですよ。
このスマート・フォービジョンは以下の5つの世界初を搭載しているそうです。
・透明有機太陽電池(塗る太陽電池)
・透明有機発光ダイオード(OLED)
・完全プラスチック・ホイール
・新軽量ボディ部品
・赤外反射膜・塗料
5つの世界初は、エネルギー消費量の削減に貢献しているようで、そのおかげで走行距離も伸びているそうですよ。中でも、世界初の完全プラスチック・ホイールは大量生産可能で金属と遜色もなく、最大で30%もの軽量化を実現したそうです。
このスマート・フォービジョンは、あくまでもコンセプトカーとのことなので、実際に量産されて市場に投入されるのは当分先になるのでしょうね。コンセプトカーだけあって、車内や座席のデザインも近未来的でカッコイイですよ。もし、このまま量産されたら欲しいですね! ボディの色を見てもらえば分かりますが、塗るタイプの太陽電池は透明なので、ボディが黒のみになる...ということもなくなりそうですね。
太陽電池の変換効率がもっと向上すれば...天気がいい日は充電しなくてもずっと走り続けられるようになったりもするんでしょうかね。塗るタイプの太陽電池車の登場で、太陽電池搭載のEVもちょっと楽しみになってきましたね。
独ダイムラーとBASF、フランクフルトモーターショーで共同開発のコンセプトカー「smart forvision」を公開[日経新聞]
smart forvision: A look at the future of electric mobility[Daimler]
(KENTA)