公開してるなら試したくなっちゃいますよね!
Microsoftの開発者向けイベント「BUILD」にてお披露目されたWindows 8ですが、デベロッパープレビュー版がすでにダウンロードできるので、デベロッパーじゃないけどインストールしちゃいました! テヘペロ♪
起動時には前々から情報があったとおり、スタート画面は「Metro UI」にて各機能がパネル表示されます。各パネルはドラッグ&ドロップで配置調整できたりするので、よく使う項目をまとめておくとイイかも。とりあえず、Internet Explorer10をクリックしてみます。
IEはフルスクリーンで起動してこれまでとはガラっと変わった印象です。操作パネルは画面には表示されていませんが、右クリックするとタブと操作パネルが表示されます。
ボタンも大きくてボードPCなどのタッチパネルで操作するのにはいい感じ。URLや各ボタンが下に来たのがちょっと違和感? ありますが、タブとツールバーとを分けることで、細かなタッチを要求しないというスタイルは良く考えられてる感じがしました。ちなみに、ピンのマークからスタート画面にパネル追加できて、クイックにアクセスできるようです。
各種設定画面はスタート画面の「Control Panel」から。コンパネ周りもデザインが一新されていて、左から項目を選択、右で設定を変更というレイアウト。よく使われるであろう項目が的確にまとめられていて、こちらも使い勝手は上々です。
ただしこれだけでは設定しきれない項目もあるので、昔ながらのコントロールパネルにもアクセスできるようになっています。デバイスマネージャも開けてちょっと安心。
こうなると「デスクトップっていう概念は無くなっちゃったの?」と不安になりますが、ちゃんとあります。デスクトップ!Windows 7まではデスクトップがデフォルトの画面でしたが、Windows 8からはスタート画面の「Desktop」パネルからアクセスしていきます。見た目はWindows 7のデスクトップと同じUI。ここから起動するIEはフルスクリーンじゃなくて旧来と同じレイアウトなので、並列作業をしたい人はこちらが便利かも。
エクスプローラーを開いた時のUIは発表通りにリボンUIでした。でも右クリックから有効無効切り替えられるので、Windows 7風なUIに変えられるようです。リボンUIは各機能が綺麗にまとまっていて優秀なUIですが、どうも馴染めない! という人も居ると思うので、この辺はお好みで調整していきたいですね。
一見すると旧来とは全く違うOSというイメージが強いWindows 8で、Metro UIが発表されたときは「えー! Windowsこんなに変わっちゃったの!?」とドキドキしましたが、実際触ってみるとMetro UIを基軸として操作できるようになっているだけで、シンプルに使いたい人は簡単に操作できて、あれこれ弄りたい人はそれもできる。Windowsらしい順当進化なのではないでしょうか!でもまだ慣れてないので、「コンピュータ」を開こうとして「スタート」ボタンを押すとMetro UIがドーンと出てくるのはちょっと戸惑います!
なお、要求スペックに関してはWindows 7が動作する程度で十分なようで、カンファレンスではAtomのネットブックで動作させている様子もありました。現在ダウンロードページで公開されているデベロッパープレビュー版は
・Windows Developer Preview with developer tools English, 64-bit (x64)(4.8 GB)
・Windows Developer Preview English, 64-bit (x64) (3.6 GB)
・Windows Developer Preview English, 32-bit (x86)(2.8 GB)
の3種類。
まだまだ開発途中なため、レスポンスがワンテンポ遅れたりする「ひっかかり」がいくつかありましたが、これからさらにブラッシュアップを繰り返していくでしょうし、RC版がどんな完成度で出てくるか、今から楽しみです!
(小暮ひさのり)