君がSiriだと言う事は秘密にしてくれ!
イギリスでナレーションや音声ガイダンスの声優をしているイギリスのとある男性、iPhone 4S発売後にテレビでSiriのデモを見るまで、(イギリス版の)Siriが自分の声だとは知りませんでした。Siriませんでした!
声優の名前はジョン・ブリッグス(Jon Briggs)。Siriが自分の声だと気づいたその後、AppleのPR担当者より電話がかかってきて彼がSiriの声を担当したということは秘密にしてほしいと頼まれました。Siriの声担当も何も、本人は自分の声が使用されているとは全く知りませんでした。過去6年間もの間、数回にわたって録音されSiriに使用されている彼の話すフレーズは5000以上。Appleはエージェンシーからこの音声を買い取ったということですが、ジョンさん本人は全く知る由もないこと。急に電話で「これは内密に」と言われても戸惑ってしまいます。
Apple社員には、Apple製品は1人のものではないという考え方があり、故にSiriの声のことも「とある個人の誰さんです」なんてことは世に発表したくはないこと。が、しかしJonさんはApple社員でもなければ声の契約を結んでいるわけでもありません。頼まれたことを引き受ける義務はありません、というわけでネタ元のTelegraphでインタビューを受けてます。
ちなみに、このイギリス版Siriのジョンさん、Siriの他にもロンドンのKing's Cross駅のアナウンスや複数のサテライトナビの音声、さらにイギリスのテレビ番組The Weakest Linkのナレーション等を担当しています。
[Telegraph via TNW via Gizmodo UK -- Thanks, Darrell!]
そうこ(Gary Cutlack (Gizmodo UK) 米版)