ZDNetがアプリ開発者の男性に頼んで2台のiPhone 4Sでテストしてもらいました。ひとつはアイドル状態でバッテリーがすぐ減る問題のあるiPhone 4S、もうひとつはバッテリーに問題のないiPhone 4Sです。どちらも同時に買って、どちらもiOS 5.0.1を搭載し、どちらもAT&Tの回線で動いています。どちらも同じバッテリー寿命であるはずなのに、どうして片方はもう片方より早くバッテリーが減るんでしょう?
ハードウェアの問題かどうか調べるため、テストではまず両方ともバックアップをとって、工場出荷状態に戻しました(ファクトリーリセット)。その上で、各端末のバックアップを交換して復元してみたのです。つまり最初バッテリーに問題のあった端末にはバッテリーに問題のなかった端末から取ったソフトウェアを入れて復元し、バッテリーに問題のなかった端末にはバッテリーに問題のあった端末から取ったソフトウェアを入れて復元してみました。
バッテリーの問題がハードウェアからくる問題なら、バッテリーに問題のあった端末はソフトウェアを入れ替えてもバッテリーに問題が残る...はずですよね?
ところがテストではソフトウェアを入れ替えたら...直っちゃったんです。
ソフトウェアを入れ替える前まで激減りしていた方のバッテリーはいきなり持ちが良くなり、逆に、持ちが良かった方のバッテリーは激減りになってしまったのですね。
というわけでこのサンプリングテスト1回の結果から導き出される結論は、バッテリー問題はソフトウェアの問題であってハードウェアの問題ではない、ということ。つまり直せる。nanoみたいなバッテリー由来の問題じゃないんなら、早く直してもらいたいですねー。
[ZDNet]
CASEY CHAN(原文/satomi)