Kodakの未来とは。
かつては写真の全てがあったKodak。技術が進歩して行く中で少しずつ世界が狭くなって行くKodak。なんと現在、毎月赤字が7000万ドル(約54億円)というところまできているそうです。それでもKodakは倒産の心配はないといいます、まだ手元には8億6200万ドルの資産がある、と。しかし、毎月7000万ドルもの赤字を出していては、その手元のお金もあっという間に尽きてしまいますよ。単純計算ですが、2012年を乗り切る事は不可能です。
Kodakは今までたくさんの写真関連商品を生み出して来たという輝かしい過去があるだけでなく、今でもLeica S2に使われているような素晴らしいイメージセンサーを作っています。が、それだけでは黒字化は難しい。今のKodakは、RIMとAppleを相手取った特許侵害の裁判で勝つのを祈るばかり。
今後、みんなが飛びつく様な画期的な商品がでてこない限り、Kodakという名前が歴史の1部となってしまう可能性も十分にあります。寂しいかな、時代の流れ。何かが生まれれば、何かは去って行くのですね。
そうこ(Brent Rose 米版)