ほー、面白いことを考える人もいるもんですねー。
Twitterで最近見かけるハッシュタグで「#旅するイエデンワ」っていうのがあるんですけど、知ってますか? 「イエデンワ」といえば、新機種発表時にギズでも取り上げた固定電話型のPHS。それを外に持ちだしてしまおうっていうんですから、ただごとじゃないですね。NAVERまとめやTogetterにもまとめられてます。でもこのノリ、キライじゃないです。むしろスキ。ちょっとギズもやってみますかね。
まずは製品のおさらい。「イエデンワ」は約200×195×76ミリ(幅、奥行き、高さ)で重量約600グラム。AC電源のほか、単三乾電池4本でも駆動します。だからみなさん外に持ちだして使っているというわけですね。
実際のところ、乾電池駆動は停電時の利用をイメージしたものだったそうですけど、こんな使い方をするなんて、ウィルコムさん的にも想定外だったみたいです。でも、震災の時にもPHSは比較的つながりやすかったっていうし、災害時にイエデンワは役立ちそうですね。
ほかの角度からの写真もどうぞ。あー、これやっぱり、どっからどう見ても固定電話だ。でも、ちょっと違うのはアンテナがあるところと... 写真ギャラリーの一番最後にあるように、イエデンワの下部にはひっそりと赤外線ポートがあります。これを使えば、ケータイから電話帳の移行もスムーズに行えます。なるほど、ただの固定電話のように見えて、なかなかやるなー、イエデンワ。
では、そんなイエデンワを持って、編集部員の鈴木さんと一緒に冬の街に繰り出しましたよ。
まずは東京ミッドタウン。イルミネーションで地球の誕生から今までの年月を振り返るという、超壮大な「スターライトガーデン」を開催中でした。鈴木さんがオフィスにいる副編集長の大野さんに電話をかけてます。
ウィルコムさんによると「モビリティ(外出先など移動中でも通話ができる)の試験も十分に行っている」とのこと。風の強い日でしたけど、しっかり通話できてます。このあたりは固定電話っぽいフォルムならではかもしれません。
そして、東京タワー。いつもと違ってクリスマスバージョンのライトアップになってます。あまりのキレイさに鈴木さんからキザなセリフが飛び出しましたよ(ちなみにこのセリフは東京タワーにあった「ライトが落ちて、恋に落ちる」というポスターから引用してます)。
動画では、短縮ダイヤル機能を使って電話をかけてますけど、そのほかにも電話帳や着信履歴、発信履歴などからの発信も可能。シンプルに見えて、こうした通話に関する機能がしっかり搭載されているところに好感です。
ボクらも「#旅するイエデンワ」をしている皆さんにならって、写真も撮って来ましたよ。ごはんを食べるときも、地下鉄の駅で電車を待っているときもイエデンワと一緒に過ごしました。こうして使ってみると、なんだか愛着が湧いてきますね。
イエデンワはこんな風に外で使うのも楽しいですけど、やっぱり家でゆっくり使うのに適してます。ウィルコムといえば、だれとでも定額やもう1台無料キャンペーン。昔ながらのフォルムは長電話をしていても楽だし、家用にもう1台ならイエデンワはいい選択肢なのかも。
(松葉信彦)