ナイキから、日常生活をもエクササイズにする全く新しいコンセプトのリストバンド、「Nike Fuelband」(ナイキプラス フューエルバンド)が新登場です。
実際のところ、毎日の生活をエクササイズとして記録していくような類の製品は新しいアイデアのものとは言えません。「FItbit」では同様のコンセプトで成功していますし、Jawboneとかいうのもありましたし、フィットネス機能が付属した、体に身につけられる時計的な製品はこれまでにもいろいろ登場しています。しかしながらNike Fuelbandは、これらの製品とは異なるコンセプトでとにかくシンプルに「毎日のアクティビティを記録する」ものです。
実際にどのようなものなのでしょうか。
Nike FuelBandは、歩数を数えたりしません。Nike FuelBandがユニークなのは「酸素反応速度」を利用しているという点です。利用者の酸素消費量を「NikeFuel」という新しい活動量の単位として記録していくのです。
バスケットボールのプレーヤーでも、サッカーのプレーヤーでも、パソコンゲームのプレイヤーだろうとも、Nikefuelという統一された単位で全ての運動量が計測されるということですね。1日をアクティブに過ごせば、たくさんのNikefuelが稼げるという感じです。
ナイキによると、特定のアクティビティにおいて酸素消費量は相互に関係し、それをNikefuelという単位として計算しているそうです。Nikefuelとは、誰でも全く同じ単位で計測可能な、Nikeブランドによる新しいアルゴリズムです。
Fuelbandのインターフェースでは、3軸の加速度センサーが動きを計測し、LEDライトが最初は赤、活動を重ねるほどに黄色、そして緑へと変化しつつ増えていきます。
使い勝手は究極にシンプル、全ては1つのボタンでコントロールされます。無料のiPhoneアプリから、USBまたはBluetooth経由でNike サイトに接続し、毎日の活動を記録できるようです。 ナイキによれば、1回の充電でバッテリーは4日間もち、FacebookやFoursquareやPathと連携することもできるそうです。
FuelBanckは、150ドル(約12,000円)で2月22日に出荷開始。
素晴らしいアイデアじゃないですか。Nikefuelというあたらしいベンチマークによって、どんなアクティビティでも(ジョギングだってスプリントだって)同じゴールに向かって日々精進していく事ができる。
ナイキによれば「人生はスポーツである、全ての人間はアスリートであり、あなたが行った全ては計測することができる」のです。インターネットサーフィンというスポーツで、どれだけのNikefuelが稼げるが非常に興味がありますね。
日本での発売は秋頃になるようです。 早く使ってみたい!
[Nike]
mayumine(CASEY CHAN/米版)