日本メーカーはどこへ行ってしまったんだ?
思わず、そんなつぶやきも飛び出してきちゃいそうなCES 2012の会場なんですけど、ジャパンのお家芸でもあったはずのテレビの世界では、すっかり最先端発表も韓国メーカーに持っていかれちゃってる感じです。と思いきや、なんと中国家電メーカーのハイアールのブースで、これまた非常に大胆なコンセプト製品を発見です!
本当に透明なテレビ画面を作って、未来感を際立たせようとしたハイアールなんですけど、なにはともあれ勢いは感じさせますね...いまや最強性能テレビにはクアッドコアのプロセッサーすら搭載されようという時代ですが、こうした流れで主導権を握るべく、ハイアールの社内ミーティングで、だれかが「ちょっと透明なテレビでも作ってみようじゃないか」と提案したのが開発のきっかけだそうでして、それから一気に「Designer Transparent TV」の誕生へとこぎつけちゃいましたよ。後ろからだって、透けて見える逆さのテレビ画面を楽しめちゃうってわけですね!
えっと、ところでさぁ、画面がシースルーなテレビなんか作ってどうするのさ?
この問いに対する答えは、取りあえず作ってから考えようじゃないかってノリが、なんだか中国的でいいのかもしれませんが~
ちなみにハイアールは「世界でナンバー1のメーカーブランド」なんだってデカデカとブースで喧伝されていました。えっと、どういう根拠でワールドチャンピオンなんだ? まぁ、その疑問の答えも後から考えるのかもしれませんよね。
[Haier]
Roberto Baldwin(米版/湯木進悟)