今日はミニ四駆のセッティングをしつつ、前回紹介したカシオEXILIM ZR20のハイスピードテクノロジーの実力を確かめるべくタミヤ・プラモデルファクトリー新橋にやってきました。
EXILIM ZR20最大の特徴である高速連写とスローモーションムービー撮影をもう少しわかりやすく説明しようと思います!
それに、今年は記念すべきミニ四駆30周年。特に伝説のジャパンカップ復活で往年のミニ四レーサーたちが続々と復帰、日本の頂点を目指しています。私もその伝説のジャパンカップに出たい、そして世界の強豪たちと一緒に走らせたい! それにはまずこれを制しないといけません。ということでタミヤ公式コースに挑戦しました。
こちらはパワーダッシュモーター装備、ノーブレーキ仕様のスピードマシン。
このマシンでスロープのあるタミヤ公式コースを走らせるとどうなるか、カシオEXILIM ZR20の連写機能で激写してみました。30枚/秒で高速連写撮影した写真をGIFアニメで連続して再生しています! 30枚全部ではなく、ミニ四駆が写っている選りすぐりの場面で作成しました。
ジャンプ!
ジャンプ!
コースアウトー!
今度は後ろから。一度シャッターを押しただけで撮れた高速連写のJPEG画像をGIFアニメにすると、ハイスピードテクノロジーのすごさが分かりやすいですね。
EXILIM ZR20に搭載されているEXILIM エンジンHSは、高速撮影技術と高速画像処理技術が融合されていることでサクサク画像処理が行われるということ。それと、ZR20のシャッターは、撮影間隔約0.26秒というかなーり高速なレスポンスを実現しているので、ZR20はハイスピード撮影に特化していると言えますね。このハイスピードを一度体験すると気持ちよすぎてハマること受け合いです。
これらの写真を見て分かるように、今のミニ四駆、スピードだけでは勝てません。特に「立体コース」と呼ばれるスロープのあるコースは横Gに耐えるだけでなく、縦Gの制御がとても重要。現在はジャンプ後の着地でいかにマシンを跳ねさせずに抑え込むかが課題になっています。
※横G縦Gとは、遠心力により曲がっている方向とは逆に車体をもっていかれる力
こちらはマスダンパーと呼ばれるおもりを装着したマシン。ブレーキも前後に装着し、スロープ手前で減速することでスピードを制御しています。スピードは速くありませんが、安定的にジャンプを飛ぶことができます。
こちらは一枚一枚JPEGでどうぞ!
EXILIM ZR20で1秒間に30枚撮影しましたが、ミニ四駆がさっそうと走り去っていく所だけを抜き出しています。

(後ろから)

(前から)

通常スピード撮影
この走りを動画で見比べて見るともっと分かりやすいですよ。
スピードが抑えられているといっても、人間の目にはやはり早くてなかなか細かな動きまで見られません。そんなときカシオのEXILIM ZR20なら!
30→240fpsのハイスピード撮影
なんと動画撮影中にハイスピードムービーに変更可能! それまで通常の速さだったのが、いきなりスローモーションになるんです。その瞬間だけ、動きがとまって見えますよ!
しかもハイスピードムービーから通常撮影に戻すこともできるんです。映像演出としてもこれはとても効果的。
天才バッターはボールが止まって見えるといいますけど、こんな感覚なのでしょうか。でも大丈夫、我々凡人でもこのカシオEXILIM ZR20さえあればミニ四駆も止まって見えますから。スピードの切り替えは30-240fpsと30-120fpsで切り替えられるほか、480fps、240fps、120fps固定でも撮影が可能です。30-240fpsでは解像度512x384。30-120fpsでは解像度640x480で録画されます。
これだけの速度で走行するミニ四駆をクッキリ撮影できるんですから、野球はもちろん、ゴルフスイング、テニスやスキー、ペットや子供の素早い動きもいつでも確実に写真に動画に収めることができますよ。
ジャパンカップに出場するためのミニ四駆のセッティングの早道は、マシンの挙動をよくみることにあるかもしれません。実はこのマシンのマスダンパーセッティングは事前にカシオEXILIMのスロー動画で確認していたのですが今回コースを実走し、安定的に走れました。
あとは速度域の調整です。他のマシンと比べると速度域がまだ足りないので、ジャンプを安定的にしつつもう少し速度域を上げるようにセッティングしていきたいですね。流行りの提灯マスダンパーも必要かも?
今回はタミヤ・プラモデルファクトリー新橋さん、一緒に走らせていただいたミニヨンレーサーの方、ありがとうございました。ぜひジャパンカップでお会いしましょう! というわけで、ミニ四駆撮影でカシオのハイスピードカメラZR20を試してみました。高速連写でもハイスピードムービーでも思い通りの撮影ができて、ZR20の実力を再確認できましたよ。
また今回使用したカシオEXILIM ZR20の紹介記事はこちらでどうぞ!
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(野間恒毅)