【HTC新製品発表会】JだよJ。au向けAndroid端末「HTC J ISW13HT」は日本仕様(動画追加あり)

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    【HTC新製品発表会】JだよJ。au向けAndroid端末「HTC J ISW13HT」は日本仕様(動画追加あり)

    今日はHTC Nipponの新製品発表会に来ていますー。随時、最新情報をこの記事に追記していくのでお見逃しなくー!

    発表されたのはau向けAndroid端末「HTC J ISW13HT」。グローバルモデルの「HTC one S」をベースに、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信などの日本仕様を取り入れたモデルとなっています。もちろんWiMAX対応で、最大8台までテザリング可能。

    そのほかの特長としては、音質とカメラにこだわっていることが挙げられますね。同梱の高音質イヤホン「Beats by Dr Dre urBeats In-EarHeadphones」を挿すことで「Beats Audio」が起動し、音楽だけでなく動画やゲームも高音質で楽しめるとのこと。あとで聴いてみて、感想をアップしますね! 一方カメラはF2.0と明るいレンズを搭載。これはiPhone 4Sよりも明るいレンズですね。さらに笑顔認識、ハイ・ダイナミック・レンジ、フラッシュのレベル調整、動画撮影中の手ぶれ防止機能など、流行りの機能はひととおり載っている印象です。

    また、ホーム画面上にソーシャルやニュースなどの情報を表示できる「au ウィジェット」や、絵文字共通化にも対応。5月下旬以降に発売予定となっています。

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    どんなスペック?

    OS Android 4.0

    ディスプレイ 約4.3インチ/有機EL

    CPU 1.5GHz デュアルコア(MSM8660A)

    カメラ メイン:約800万画素/CMOS、サブ:約130万画素/CMOS

    重量 約142グラム

    サイズ 約66(W)×132(H)×10.0(D)ミリメートル、(最厚部約11.2ミリメートル)

    電池容量 1810ミリアンペア

    連続通話/待受時間 約560分/約310時間

    内蔵メモリ 16GB

    外部メモリーカード microSDHC(最大32GBまで)

    カラー レッド、ホワイト、ブラック

    Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n

    グローバルパスポート CDMA/GSM/UMTS/GPRS

    発表会の様子

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    HTCのCEO、ピーター・チョウさん登壇。スマートフォンは個人にもっとも近い端末。そこに日本独自のデザイン(ハードウェアだけでない)を取り入れたい。

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    日本酒を飲みながら交流を深めた重要なパートナーとしてKDDIの田中孝司社長も登壇。昨年のHTC EVOはギーク層にすごく良く受け入れられた。

    「多くの新たなテクノロジーやイノベーションをいくつもいち早く取り入れたのはHTC。だがKDDIの田中社長から『もっと可愛い端末でないと』とアドバイスを頂き、HTCはお客様のニーズと田中社長の熱意で日本の市場を理解できた」とHTCのピーター・チョウCEO。

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    新端末の制作過程のムービー。日本独自の機能をベーシックに制作が進められたとのこと。

    HTCのCEOピーター・チョウさんから「auのネットワークは世界最高のネットワークだ」との発言も。

    KDDIの田中社長「HTCのソフトウェアは本当に素晴らしい。これまではグローバルのものをそのまま日本に持ってきていたが、それではシナジーが出せない。今回は日本に浸透できるものを用意した」

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    ついに新機種「HTC J ISW13HT」の発表です。HTCのCPO(最高商品責任者)小寺康司さんが登壇。今回はカメラとオーディオに注力。

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    まずはカメラ。携帯電話の機能で電話の次に使われているのがカメラ。SNSにアップしている写真は光が足りなかったりシャッターチャンスを逃したりしているものが多い。だからいいカメラを搭載する。静止画と動画を録り間違えないためのUI、光量を自動で調整するソフトウェア。またHDRは他社のものと比べても自信がある。動画と静止画どちらも撮れる。

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    きれいな写真を撮ると人に見せたくなる。MEDIA LINKという機能でカンタンにテレビなどのディスプレイに写真を映すことができる。

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    次は音楽。AUTHENTIC SOUND。ご存知の通りbeats社と協力してオーディオを強化してきた。今回は電話に音楽を入れることが難しいと感じるユーザーにも使ってもらえるようにカスタマイズした。

    今回の端末は日本市場向けに完全にカスタマイズした。au oneやSMS、GLOBAL PASSPORTや緊急地震速報のソフトウェア、赤外線通信やフェリカ、ワンセグなどのハードウェア面も完全に日本市場向け。

    ここにWiMAXなども搭載して8.8mmの薄さにまとめた。非常に美しい端末に仕上がった。会場ではプロモーションビデオの上映。

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    テザリング。Dropbox2年間25GB無料など。

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    HTC NIPPON 株式会社代表取締役、村井良二さん登壇。今回HTCとして単一の国のためにゼロから端末を作り上げたのははじめて。ネーミングの「J」はもちろんJAPANの「J」。これまでスマホはアーリーアダプターの人が使うものだったが、今年はそうでない人がスマホを使う年だ。「スマホは難しい」と思っている人たちにまず使って頂いて、使いやすさを体験してほしい。

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    乃木坂46が登場! 「HTC J ISW13HT」を触った感想はやはりカメラとオーディオにびっくりしたとのこと。HTCはかっこいいし、乃木坂46は可愛い!

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    質疑応答

    Q.今後もこのような日本向け端末は投入していくのか。

    A.HTC NIPPON 株式会社代表取締役、村井良二さん「これが最初で最後ではなく、今後も投入していきたいと考えていく」

    Q.全世界でのビジネスに比べると、日本市場のボリュームはそれほどでもない中、これだけのコストを支払って日本に特化した端末を投入するのか。

    A.HTC NIPPON 株式会社代表取締役、村井良二さん「決して小さいマーケットではない。魅力的でお客様の目が厳しいマーケットで鍛えられることで、今度は世界に向けて発信していくようになれるのではないか」

    外観はなかなかいい感じ

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    タッチ&トライしてきましたので、まずは外観から。3Dガラスという周囲がちょっとラウンドしている特別なガラスを使っていて、かなり持ちやすかったです。

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    メインカラーはレッド。今までのHTCのイメージとはかなり違いますね。

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    こちらはホワイト。女性にも合いそうです。ちなみにレッドとホワイトはちょっとラメってます。

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    そしてブラック。唯一マットな加工になっていて、渋い。これいいです。

    microUSBやイヤホンの端子部分にカバーが付いているなど、全体的にデザインにかなり気を使っている印象ですね。それから、グローバルモデルの「HTC one S」ではバッテリー内蔵でしたが、「HTC J ISW13HT」は着脱式になっています。

    カメラ機能はアメージング!

    カメラは0.7秒の高速起動。ロック状態からすぐにカメラを立ち上げられるので、撮り逃しは確実に減りそうです。また、静止画と動画をシームレスに撮影できるように、撮影時の画面には両方のシャッターボタンを用意。切り替えせずに撮影が可能になっています。

    カメラの高速レスポンスは連写も可能にしていて、連射した中から最高の1枚を簡単に選べる機能も実装しています。こちらは実際に触っている様子を動画で撮影したので、のちほどアップしますね。→アップしました!

    オーディオはさすがのBeats by Dr.Dre

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    authentic soundと呼ばれるサウンドもチェックしましたよ。ちょこっと聴いてみました。Beats by Dr.Dreのインイヤーヘッドフォンが付属されてますよ。お得感強いなー。聴いてみた感想はしっかりした音が鳴っているなーという印象。会場は静かな空間ではないですし、聴いたファイル形式が何なのかはわかりませんでしたが、外で聴くには音楽好きでも満足できるさすがBeats by Dr.Dreといういい感触でしたよ。中低音あたりが粗の目立たない音の塊に感じられました。

    テレビの大画面で楽しめるHTC Media Link HD

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    もうひとつ注目なのが「HTC Media Link HD」。手元の「HTC J ISW13HT」で見ている写真や動画、聴いている音楽を、テレビに繋ぐ別売りのボックス(写真右側)に無線で飛ばして、テレビの大画面で楽しめる機能です。ボックスの方がまだ試作段階だったので実際に試すことはできなかったんですが、5月下旬をターゲットに開発を進めているそうですよ。

    発表会とファーストインプレションでした。ここまでで随時更新終わります。見てくれてた方、ありがとうございました。auに乗り換えてでも欲しくなっちゃいますねー!

    htc J ISW13HT

    (松葉信彦、鈴木康太)