ルーレットで大勝ちできる方法を知っているオックスフォード大の教授が口を開いた。

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    ルーレットで大勝ちできる方法を知っているオックスフォード大の教授が口を開いた。

    ズルはいけません。でもやる時は知性を使って、スマートにやりましょう。1970年代にラスベガスで大勝ちしたオックスフォード大学の数学教授みたいに。彼は当時最新の身につけることのできるコンピュータを使ってべガスを荒らしました。New Scientistのインタビューに数学者ドイン・ファーマー(Doyne Farmer)が説明した所によると、当時大学院生だった彼は小さいコンピュータを使って確率をあげるというズルを行いました。でも40年も経ってどうしてズルを白状したのでしょうか。

    理由は2人の他の研究者、マイケル・スモール(Michael Small)マイケル・ツェ(Michael Tse)がファーマーが70年代に行っていたズルにとても似ている内容の論文を発表したからです。(ここで論文を全文読む事ができます。)

    彼らはルーレットの球の動きを2つのパートに分けました。最初は球がルーレットの縁を回っている所、これはかなりの確率で予想通りの動きをします。それから、ボールが跳ね始める所、これは予想するのが非常に難しい動きです。球が回っている所は予測がしやすいため、どこから球がバウンドを始めるか、というのは大体分かります。そして、だいたいどの辺に落ちる確率が高いのかを計算します。小さなコンピュータのように、見つからない機械を用いるのはファーマーと似ています。球がホイールのどちら半分に落ちるかは22回試行して13回当たりました。うち3回はどのポケットに落ちるかも当てることができました。ルーレットではカジノ側の取り分は2.7%(ヨーロピアンルーレットの場合)ですが、この理論があればプレイヤー側の確率は18%にまであげることができます。

    これだけだと試行回数として信用するには少ないので、カメラで撮影して700回の試行を撮影して、論文にまとめています。

    2人の理論は縁の摩擦から計算していますが、ファーマーは空気抵抗から計算していたという所が違いだそうです。

    ほうほう。これを知れば大勝ちできる!この論文読んで、次の休みはラスベガスかモナコだな! と思っていた所、こんな但し書きが。この論文の著者らはカジノに協力してもらっていて、カジノ側は見極めるのに必要な時間の前に、掛け金を締め切るタイミングを知っています。

    うまい話はないもんですね。

    image by THinkStock

    [New Scientist]

    JAMIE CONDLIFFE(原文/mio)