ブリヂストン、タンポポから天然ゴムの成分を取り出すことに成功

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    ブリヂストン、タンポポから天然ゴムの成分を取り出すことに成功

    天然ゴムって...ゴムノキからしか作れないものかと思ってましたけど、そうではないのですね!

    ブリヂストンが2010年から参加している米国オハイオ州の産学連携コンソーシアム「PENRA」で、「ロシアタンポポ」由来の天然ゴムに関する研究において「ロシアタンポポ」から天然ゴムと同等の性質を取り出すことに成功したそうです。

    天然ゴムの原材料のパラゴムノキの多くは、東南アジア(マレーシア、インドネシア、タイなど)で栽培されているので、「ロシアタンポポ」がその代替原料になれば、生産地の一極集中だけでなく、北米などでは「ロシアタンポポ」を栽培すれば、地域生産地域消費も可能になるそうですよ。

    2014年には「ロシアタンポポ」の収穫が拡大するそうで、実際に「ロシアタンポポ」からタイヤを作るテストもするようです。

    まだまだ、実用化は遠いのかも知れませんが、ロシアタンポポ製タイヤの車やバイク、自転車などが、街の中を当たり前のように走っている世の中が、遠くない未来に訪れるのかも知れませんね。

    Photo by ugod

    天然ゴム資源「ロシアタンポポ」の研究活動を加速[ブリヂストン]

    パラゴムノキ[ウィキペディア]

    (KENTA)