なんか急に暑いデスね...水着になってからじゃ遅い、今から引き締めておかなくちゃ!...と急に走り回ってシンスプリントとか起こしてません? そこでここではテーピングしなくてもシンスプリントが治る超簡単なエクササイズをこっそりご紹介しちゃいますね。
その前に「シンスプリント」って何?
シンスプリントとは医学用語で「脛骨過労性骨膜炎(Medial Tibial Stress Syndrome:MTSS)」。すねや後脛骨筋腱の筋肉に起こる疲労・炎症のことです。痛みは正面の脛骨(すねの骨)の外側の辺りにきます。普通はすねを酷使して出る痛みと考えられており、信じられないほど一般的。でも意外と簡単に治るんですよ。
膝の治療に通い始めた頃、ランニングマシンで軽く走るよう整体セラピストに言われてやったら何回か走っただけで、このシンスプリントってやつにかかっちゃったんですね。痛くて、こりゃ中止だな...と思ったら、ドクターが「いやいや。毎日やる運動をひとつ教えてあげるから、それを1日1回やればシンスプリントなんて1週間で治るよ」と言って教えてくれたのがコレです。
えーそんな簡単にいくかなーと半信半疑だったんですが本当にドクターの言う通りになりました!
ドクター秘伝の運動
1. 階段を探します。と言っても1段あれば済むので、縁石でもOK。
2. 降りる向きで階段に立ち、踵だけ残して前ににじり出ます(バランスとりづらい人は壁や手すりにつかまっていいですよ)。
3. 脚は真っ直ぐ伸ばしたまま、両つま先を下に下げられるだけ下げたら、今度は上に上げられるだけ上げ、これを下・上・下・上...と繰り返します。
4. タイマーを30秒にセットして、30秒でなるべく沢山の回数こなします。 速くやること。但し、めいっぱい伸ばして曲げるのがコツ!
5. 30秒後、両ひざを45度の角度で曲げ(大体半分)、その姿勢のまま休みを置かずに、また30秒やります。これで1分ワンセット。キッツ~死ぬ~って思ったら、正しくやってる証拠ですよ。
6. 1分か2分休み、もうワンセットやります。--脚ストレートで30秒やったら間髪いれずに膝曲げて30秒。 また1分休んで、ワンセットやります。
7. 毎日、このストレート&膝曲げのくねくね体操を3セット(30秒×6)こなします。
これだけ。つま先あげ、これだけで治るんです。そんなバカな~と思う人は、いいから試してみてね。本当に効くので。僕はかれこれ10年、事あるごとに伝道師のように人に広めてるんですけど、効かない人には今までひとりも会ったことないです。もっと多くの被験者(みんなのことだよ!)から是非とも反応聞いてみたいです。
一応よくある免責事項を少々。体はひとりひとり違うものなので、痛めてるなって思ったら止めて医師やセラピストに診てもらってください。人によっては、ふくらはぎのストレッチ、ふくらはぎ上げ、すねのストレッチ、テニスボールの上に立つことや、ミッドフットのストレッチが効く人もいます。踵立ちで歩くように言われる人もいますが、これは膝に衝撃と負担がくるんですよね。その点、このつま先あげ運動なら毎日正しく実践すれば失敗はまずありませんよ。
これまでシンスプ経験した人、どう治しました? まだこの運動トライしたことない人は是非やってみて、効果あったかどうか教えてくださいね!
*本稿は米ギズ新企画Fitmodoの記事です(毎週水曜掲載)。
Video by Michael Hession.
Image credit: Thinkstock
BRENT ROSE(原文/satomi)