iPadをおしゃれに、もっと実用的に!
アメリカでは既に発売済みで、米ギズモードでも絶賛しまくっていた「ロジクール ウルトラスリム キーボードカバー」が、ついに6月29日から日本でも発売開始です。
私はもう1ヶ月ほど使用していますが、本当にこれは思ってたとおり最高でとても気に入っておりますよ...ということでレビューしていきます!
これって何?
1台でキーボード、ケース、スタンドの3役をこなす、ロジクール製の新しいiPadおよびiPad2用のワイヤレスキーボードです。
デザイン(外観)
ケースの外側はiPadっぽいシルバーのアルミでできていて、中側のキーボード部分は黒iPadのような質感の黒いプラスチック製です。
実際に装着してみると「あれ? こんなアップル製品あったっけ?」て思われるくらい、すごくデザインが馴染むのですね。アップル純正製品のラインアップにあっても何ら遜色ない感じ。
閉じた感じ。閉じている間はiPad の液晶を保護するカバー代わりになります。
この手の製品にありがちな、カバーとして使用している時に液晶についてしまうキーボードの跡も心配ありません。
MacBook Pro 13インチ(2011年発売モデル)と、装着した状態で厚さを比較。
こうしてみると結構厚みがあるように見えますが、iPadを2枚重ねているようなイメージですね。キーボード自体の厚さは9.96ミリメートルと約1センチほどあります。
使い勝手(ケース/スタンド用途)
カバーとて使う場合は、アップル純正のスマートカバーと同様にマグネットで装着します。カチャッとひっつく感じが心地良く、でも磁力は強過ぎて取り外しが大変という事もなく、弱過ぎていつの間にか鞄の中で外れてしまうという事もありません。自動オン/オフ機能によりカバーを開くと起動し、閉じるとスタンバイモードになるのも優れていますね。
キーボードとして使う場合は、白いスリップスタンド部分がマグネットになっていて、そこにiPadをはめて立てる事ができます。割としっかりと固定してくれるけれども取り外しは非常に簡単。iPadは横にして立てるのが一般的ですが、縦にしたまま立てることもできますよ。
角度は調節不可ですが、丁度良い角度です。
使い勝手(キーボード用途)
キーレイアウトは64キー英語レイアウト。
キーの深さ、キーの位置も絶妙で、かなりMacBook Airに近くて、違和感なく使えるレベルです。
それぞれショートカットキーが割り当てられていて、
ホーム、検索、入力言語切り替え、オンスクリーンキーボード、左を選択、右を選択、 切り取り、コピー、貼り付け、再生/一時停止、ミュート、音量ダウン、音量アップ、 iPadのロック/ロック解除
これらの操作がキーボードだけで対応可能です。
入力言語切替え(英語/日本語など)のショートカットはよく使うので、キーボードの種類はフリック入力などはオフにして最低限のキーだけ使用できるようにしておいたほうがスムーズです。慣れると普通のパソコンで文字入力するのと同じくらいの感覚でタイピングできます。
その他
特筆すべきはバッテリーのもちの良さ。
micro-USB充電ケーブル経由で2時間でフル充電、1日平均約2時間使用した場合、最大約6カ月もバッテリーが持ちます。
残念なところ
iPadに装着するとそれなりの厚さと重さになってしまうのは避けようがありませんね。キーボード自体の重さは355グラムで単体だと重く感じませんが、iPad(662グラム/Wi-FI+セルラーモデル)につけるとほぼ1キログラムの重さに。MacBook Air と大差ない重さになるんですよね。
あとは文字全選択のショートカットキーがあればもっと使いやすかっただろうなあと感じます。
これは買い?
メールを書いたり、打ち合わせにもっていってメモをとったり、ちょっとした原稿を書くなどライトな仕事は充分にこれで可能ですが、例えば、エクセルなどのOffice仕事、デザインやコードを書くといった仕事はPC使ったほうが良いに決まっています。いや、当たり前ですが。
それでもiPadとキーボードケースでハイブリッドに使いたいんだ!という人はこれ一択でいいというくらい素晴らしい出来だと思います。
少なくとも私は、打ち合わせの時に使ったり、カフェなどでちょっとした作業をする時に使いますが充分満足しています! 秋に登場するiOS 6で、iPadのソフトウェアそのものの実用性がアップするのも期待できますしね。
アメリカで発売した当初も品薄状態が続いていたようなので、日本でもそうなるかもしれません。欲しいと思ったら早めに手にいれるのが吉かも!?
価格は9980円、6月29日から発売開始です。
「ロジクール ウルトラスリム キーボードカバー」を6月29日に発売[ロジクール]
(mayumine)