触ってみたいです!
今週Windows Phone 8(以下WP8)が発表されました。マルチコア対応とかウォレット機能とか、でもWindows Phone 7(以下WP7)からアップグレード不可とか、いろいろ要素はもりだくさんでしたが、中でもスタート画面の改善に関して、米Gizmodoのディアス記者が「最高にエレガントだ!」と絶賛しています。以下、ディアス記者からの熱い賛辞です。
WP7のスタート画面、好きです。四角形のタイルがきれいに並んでいて、メールや写真、天気、旅程の進み具合といった情報が、リアルタイムできっちり見えるんです。アプリをクリックしなくてもOKです。ただ1点、情報密度がちょっと足りないな、と感じていたんですが、WP8ではその点も大幅改善されました。しかもMetro UIのシンプルさ・エレガンスさはそのままです。
WP8のチーフ、ジョー・ベルフィオーレ氏がステージで発表したように、新しいスタート画面はユーザーから一番支持される機能になりそうです。
WP8のスタート画面では、タブレットやデスクトップのWindows 8と同じレベルでのカスタマイズが可能になります。タイルをどこへでも動かし、サイズも大中小リサイズ可能です。
小サイズ:中の4分の1サイズ。
大サイズ:正方形タイルふたつ分。
タイルの中のコンテンツも完全にカスタマイズ可能です。一部のアプリのライブタイルとは別に、WP8では特定の連絡先とかグループのタイルを作ることもできて、その人たちに関する情報はひとつのタイルに一括表示できるんです。メールとかFacebookのアップデートとか、写真のアップロードとか、スタート画面を見るだけで、リアルタイムで確認できるようになります。
それから、ホーム画面にはアプリを好きなだけアイコンとして表示できます。アイコンを小さいサイズにすれば、iPhoneみたいにホーム画面をアプリのアイコンでいっぱいのグリッド状にすることもできます。ただWP8なら、その隣に大きなライブタイルを載せることも可能です。シンプルでエレガント、そして柔軟にカスタマイズ可能です。
新しいタイルのサイズは現行のWP7アプリのライブタイルと互換なので、デベロッパー側での変更対応も不要です。またユーザー側も、すでに持っているアプリをダウンロードし直す必要もありません。
マイクロソフトはさらにライブタイルの色の選択肢も増やしていて、タイルごとに違う色を割り振ることもできます。これは同じようなブロックに飽きてきていたユーザーには待望の機能ですね。
カスタマイズと美しさの両立
タイルをリサイズ・カスタマイズ可能にすることは、Windows Phoneのスタート画面がまさに必要としていたものでした。iOSのバッジが散りばめられた静的なグリッドや、カスタマイズできるけどごちゃごちゃしてしまうAndroidの画面よりも、ずっとエレガントです。
タイルがリサイズできることで、ユーザーは電話の画面が許す限り情報密度を上げることができます。それでいてクリーンでわかりやすく、美しさもキープされます。そこでは、少ない重要な情報だけチェックしたい人でも、過剰なくらいの情報を求める人でも、それぞれのユーザーが求める量の情報が表示されます。
カスタマイズを許しつつデザイン崩壊を防いでいるカギは、グリッドをきっちり維持していることです。そうすればユーザーが何をしようと、スタート画面がごちゃごちゃになることはありません。シンプルで効率的です。マイクロソフトでは、新しいスタート画面によってひとつひとつの端末をユーザーのライフスタイルにフィットさせられると言っています。スポーツ中心で生きている人なら、好きなチームとか選手のTwitterアカウントとかFacebookページがリアルタイムのスコアアプリと並べて表示されて、もちろんその横には自分のメールとか天気、試合結果といった情報も見られることでしょう。SNSにはまっている人なら、仲の良い友達の情報がいつもスクリーンにいる状態になるでしょう。などなど。
ユーザー次第で、電話がどんな風にでも変われるんです。マイクロソフトは、きわめて美しく機能的なやり方で、それを確実にやりとげようとしています。。
Jesus Diaz(原文/miho)