どんだけ期待値が高いのか、と。
何かに長けている人には周りの期待は大きくなるもの。大きくおおきく大きくなって、どこまでいっても期待が上回ってしまう。天才に与えられた使命なのでしょう、これは。
アップルの第2四半期のレポートが発表されました。売上高は350億ドル、利益は88億ドル。が、これに対して評論家は期待ハズレだとコメント。予想を下回ったわー、と。
iPadの売り上げ台数1700万台、これは昨年の同時期に比べ約2倍。新しいiPhoneが出るかもと噂される中、iPhoneの売り上げ台数は2600万台。Macの売り上げも増加。それでもそんなの知るか、と。期待ハズレだわ、と。しかし、どんだけ専門家が期待ハズレと言ったところで、この数字は素晴らしいもの。今回のiPadの売り上げ台数に第1四半期のオーダー分は含まれていませんし、米国の新学期セールスシーズンはまだこれからですし、今期の大きな注目商品と言えばMacBookのみだったわけですし、それも発売してまだ3週間ほどですし。それでもこれだけの結果を出しているのです。他企業ならば小躍りどころか盆踊り大会を開きたくなる数字ですよ。
まぁ結局、これだけ好調な成績を出してまだなお期待外れだと言われることで、ますますアップルの魅力が浮き彫りになるのですが。どんだけ期待させる奴なんだよ、とね。
そうこ(Brian Barrett 米版)