こうやって見せられちゃうとね...
基本的にはユーザーの視点からすると、素晴らしい製品を優れたメーカーが出してくれさえすれば、自由に楽しく安くで使えるのに越したことはないので、あまりどこの所有特許だのライセンスだのという問題にまでは深い関心がないかもしれませんが、このところ凄まじいせめぎ合いで繰り広げられている、アップルVSサムスンの特許侵害訴訟には、否が応にも勝敗の行方を見守ってしまいそうですよね。
アップルが発表したiPhoneやiPadのデザインが、どこまで専売特許で保護されるべき他社が真似るべきではないものなのか、その論議には賛否両論ありますけど、上の写真に示された、iPhoneの発表前後で比較してみた過去のサムスンのスマートフォンラインナップの激変ぶりは、やっぱりアップルが文句を付けたくなっても仕方ないのかなって同情しちゃう方も出てきちゃうのではないでしょうか。
確かに昔々のスマートフォンとは、必ずやキーボードないしは操作ボタンがスクリーン下部に配置されているのが普通で、それだけに前面がオールタッチスクリーンなiPhoneの登場は鮮烈だったような記憶がありますかね。そして、サムスンは、その後を追うかのごとく一斉に似たようなデザインのスマホラインナップへと舵を切ったわけで~というのがアップルの言い分ですよ。
まだ現時点では訴訟の最終決着はついておらず、その真偽は定かではないものの、このわずか5年前後で、大きく携帯電話の存在スタイルまで変革してしまったという意味では、iPhoneのインパクトに計り知れないものがあるのかもしれませんよねぇ。
Mario Aguilar(米版/湯木進悟)