もう毎回恒例ですね。
iPhone 5もさっそく分解されて原価が分析されています(もちろん推定値ですが)。上の表はiPhone 4Sとの比較です。iPhone 5の原価(組立コスト含む)は16GBが207ドル(約1万6000円)、32GBが217ドル(約1万7000円)、64GBが238ドル(約1万8500円)となっています。日本での本体一括価格は5〜8万円程度なので、表中にあるとおり7割くらいのマージンがある計算になります。
iPhone 5の原価が、Nexus 7の売値(日本は19800円、米国は8GB:199ドル・16GB:249ドル)と同じくらいってことかぁ。iPhone 5の原価が安いのか、Nexus 7の売値が安いのかわからなくなるなぁ。
とそれはさておき...表から読み取れるのは
フラッシュメモリの原価が下がった
ディスプレイは薄さに貢献しているインセル型を採用したことで原価はアップ
LTEに対応する通信モジュールも原価を押し上げている
といったところです。
また、ネタ元では各部品の供給メーカーも紹介しています。ソニーがカメラモジュールやバッテリーを供給しているほか、村田製作所、エルピーダメモリなどの名前も見えます。
[IHS iSuppli via ITpro]
(松葉信彦)