衝撃のデビューは何だったのか、Siriの人気はどこへやら...。
アップルのSiri技術に深く関わっていた会社Audience。Audienceは、EarSmart技術の開発を行っており、これはSiriのコア部分に関わってくるもの。が、この会社が、次世代iPhoneでアップルはうちのシステムを使いそうはない、とコメントしました。
Audienceはアップルが使用しているA5プロセッサの開発を一部手伝っており、この一部には背後の雑音等を消すためのデジタルシグナルプロセッサが含まれています。もちろん、これはSiriの動作向上のために必要な技術。が、どうやらアップルはAudienceの助けはもういらないと言っているようで...。9月6日の夜にAudienceが出したコメント内容は以下のようなもの。
アップルにプロセッサとそのライセンスを提供しており、それによってOEM製品がこの技術を使用していた。ライセンス契約は今年3月に修正され、Audienceはさらに新型のプロセッサIPを開発していた。しかしながら、どうやらOEMはうちのプロセッサIPを次世代端末では使うことができなくなりそうだ。これによって今までの端末でのうちの技術使用がどうなるかはまだわからない。
つまり、アップルがAudienceの技術を不要として切ってしまったたために、アップル端末を作っている他社はこのプロセッサIPやライセンスを使えなくなってしまうということ。ここでいうアップル端末は、もちろん次世代iPhoneのことですね。ということは、iPhone 5での、音声認識機能はどうなるのでしょうか? Siriにはさっさと見切りをつけてしまったのか? それともアップルは自社開発しているのでしょうか? 最近の全部自社の流れのアップルならそれもありそうな話ではありますが。
Siriはどうなる? あと数日でSiriの運命もわかりますね。
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・【9月版】iPhone 5の予想・噂・まとめはここだけ見れば大丈夫[Audience via Ars Technica]
そうこ(Jamie Condliffe 米版)