007誕生50年、シリーズ初週興収新記録更新の『007スカイフォール』では、往年のボンドカー「アストンマーチンDB5」復活も見どころのひとつ!
あのプライスレスな名車が爆発炎上するシーンでは思わず「ああ勿体ない...」とため息が漏れてしまうのですが、あれ実は3Dプリンターで成形したレプリカだって知ってました?
特殊効果班がVoxeljet社に製作を依頼し、283立方フィートのキャパをもつ3Dプリンター「VX4000」で3分の1の模型を3台つくってもらったのです。
単なるミニチュアと違い、1台あたり18個のコンポーネントを別々につくって組み立てるので、ドア、トランク、フードの開け閉めも可能。
パーツ計54個をロンドンに輸送し、そこで組み立てて、スチールグレイに塗装し、クロームのメタリックな光沢を出し、弾痕まで事細かに再現しました。
これだけ手間暇かけて作ったのに、1台は爆発炎上シーンの撮影で瞬死ですもんね...お陰でオリジナルのDB 5は無傷のまま残りましたが、残ったうちの1台はクリスティーズの競売にかけたら10万ドル(←訂正!)(約794万円)近い高値で売れたそうですから、ああやっぱり勿体ない...!
因みにレプリカもナンバープレートは1964年『ゴールドフィンガー』で初登場した時と同じ「BMT 216A」です。
[3ders.org via Damn Geeky]関連:『007/スカイフォール』 アストン・マーチンDB5は3Dプリンターで製作 - ジェームズ・ボンド 007ニュース
Andrew Liszewski(原文/satomi)