見た目、持った感じ
Nexus 10は、サムスンの標準的な黒い長方形タブレットです。サムスンはアップルとの訴訟に負けましたが、それでいいんです。過去のことより未来のことを考えましょう。
重量感は良いと思います。雑誌や本をある程度の時間読み続けても疲れませんし、エッジの感触も快適です。スクリーンは非常にきれいです。解像度もきわめてはっきりしていて(300dpiもあるので不思議ではありませんが)、色も明るくクリアです。テキスト表示もシャープで、何かを読んだり視聴したりといった使い方に適しています。
ただ雑誌を読むには大きく、Nexus 10ですらページをめくるときにちょっとガタついてしまいました。雑誌だったら、ページをパラパラとめくりたいですよね。
使ってみてどう?
Nexus 10に搭載のAndroid 4.2では、マルチユーザー・ログインが可能です。パソコンと同じように管理者権限のユーザーが他の人のアカウントを好きなだけ作ることができ、それぞれにカスタマイズした設定、アプリ、受信箱が使えます。これは大した機能じゃないと思うかもしれませんが、ルームメイトや家族と一緒に使うことにすれば、16GBで400ドル(日本価格3万6800円)、32GBで500ドル(同4万4800円)の費用も一緒に出してもらえるかもしれませんよ。それに、誰かにちょっとタブレットを貸すときにも、ゲストアカウントを作ってあげれば、セキュリティの面でもお互いちょっと安心です。
またNexus 10はグーグル自身が開発しているので、Android 4.2の上に独自UIやスキンがありません。なので非常にシンプルで、AndroidらしいAndroidタブレットになっています。
Sam Biddle(原文/miho)