あ、スマホの電池無いな。フリフリフリフリ。...こんなことができたらパラダイスですが。
バージニア工科大学のシャシャンク・プリヤ(Shashank Priya)氏を初めとする研究チームは、非常時に使用できる充電方法の研究を行なっています。研究内容は、キーボードを連打する、声や音を使うなどしてピエゾ電気を作り出しエネルギーにするというもの。振って充電する研究も、ここでで考えられている方法の1つです。
チームは、ピエゾ電気でよくみられる酸化亜鉛を使用し、音や圧力によって生じる振動がどのように充電のためのエネルギーに変換されてくのかを研究。100デジベルの音波は、50ミリボルトの電圧を作り出す振動を生むことができます。これを応用し、携帯端末の中(例えばキーボードの下など)にピエゾ電気物質を埋め込み、振動によって作られたエネルギーを貯めるという仕組みが研究されています。
振って充電で長時間連続使用できるほどのエネルギーを作り出すのは難しい、しかし非常時のエネルギーという点では十分で画期的な方法だと、プリヤ氏は語ります。
数分携帯を振ることで、必要なことを伝えるための通話1回分の充電ができるのならば、確かにありがたい話です。
Photo by Thinkstock/Getty Images.そうこ(Will Ferguson - New Scientist 米版)