いつだったか30階建てホテルをたった360時間(15日間)で建設したのも中国でしたが、なかなか謎の多い国です。
遼寧(りょうねい)省撫順(ぶじゅん)市では、現在、高さ157メートルの巨大リングを建設中です。材料には3000トンもの鉄鋼が使われており、夜間になると12000個のLEDが輝きを放ちまくるという宇宙仕様。内部には展望台があり、エレベーターに乗って上がれるそうですよ(というか、むしろ展望台しかありません)。
気になる建設費用は1600万ドル(約13億円)。中国では、最大手ポータル・新浪のマイクロブログ「微博」へ写真投稿されたのをきっかけに国内メディアから批判を浴びていますが、同市は「エンターテインメント施設を建てる人があまりに少ないから自分たちが建設したのだ」と主張しています。いや、それにしてもデカすぎ...。
「生命の輪(Ring of Life)」と名づけられたこの建造物には「天国の楽園に通じる丸い空」という意味がこめられているそうですが、たしかに色々な場所につながっていそうな雰囲気がムンムンします。ネット住人のみなさんが作ったコラ画像(記事文末)を見ても、まったく違和感ありません。
これが展望台じゃなくて異次元観測スポットだったら、間違いなく世界随一のエンターテインメント施設になっていたでしょうね。
[CRI English and Livedoor via The Atlantic]
Jesus Diaz(Rumi/米版)