やっぱ日本の住宅事情に合ってないとね。
ダイソンが新しいキャニスター型掃除機「DC48」と新しいエアマルチプライアー「AM02 リビングファン」を発表。さらにエアマルチプライアー「AM01 テーブルファン」に新色を追加しました。発表会に参加したのでその様子をレポートしますよ。
まずは新掃除機「DC48」に搭載された「ダイソン デジタルモーター(DDM)V4」(以下V4)を担当したマット・スティール(Matt Steel)さんが登場。
「V4」の特長は「めちゃくちゃ小さいのに性能がすごい」こと。ざっくりした言い方しちゃいましたが、詳しく言うと0rpmから90,000rpmまで0.7秒以内に加速(rpmは1分あたりの回転数)、しかも性能を一定に維持するために1秒間に6000回以上も自動調整するそう。
4年間をかけて開発されたというV4はとても小型で、産業用ロボットによる組立を行なっているんですが、そのロボットを手がけたのは日本の平田機工という会社。工場自体はシンガポールにあるけど、ジャパンパワーがこのモーターを支えているんですね。ナイス!
そんなV4搭載の「DC48」、従来機のDC46と比べると30%小型化して40%音を低減。
「パワフルなのに静か」という課題を実現するために音響エンジニアがクリーナーヘッドの吸気経路の単純化、モーター向きの調整、サイクロン内部の空気の流れの調整などに取り組んだとのこと。取り回しをしやすいBallテクノロジーももちろん搭載。
「小ささ」と「静かさ」は日本の住宅事情として外せないところですが、「DC48」は小さくて静かなのにパワフルさを犠牲にしてないのはすごい。フローリングだけでなく、畳などさまざまなタイプの床でテストしているそうなので、ダイソンの日本市場にかける本気具合がうかがえます。
DC48はモーターヘッドモデルが9万7800円、タービンヘッドモデルが8万9800円。今日からオンラインストアにて販売開始、家電量販店などの小売店では4月18日(木)から発売予定です。
続いては新エアマルチプライアーとDC48の分解デモです。
新エアマルチプライアーについてはマーティン・ピーク(Martin Peek)さんから。左のシルバーの方が日本向けに新開発された「AM02 リビングファン」。これはすでに発売されている「AM02 タワーファン」を日本仕様として13cm低くしたもの。全長は短くなっても性能は同じとのこと。
もうひとつ(写真右側)が「AM01 テーブルファン」の新カラー「ブラック/ニッケル」。個人的にはこのカラーすごく気に入りました。ダイソンさんもこの新カラー推しなのか、2つのデモンストレーションはどちらもこのカラーを使ったものでしたよ。動画で撮ったのでご紹介します。
1つ目が会場に入ったところにあったテープを使ったデモ。スムーズに風が流れる様子を表しているようです。
2つ目は風船を使ったデモ。体験しているのは兄弟メディアroomieのデザインをされているメディアクリエイターのハイロックさん。エアマルチプライアーは周囲の空気を巻き込んで送るから、風船がちょっとずれても進んでいくんですね。
「AM02 リビングファン」は5万4000円、「AM01 テーブルファン」は3万9000円で、「DC48」と同じく今日からオンラインストアにて販売開始、家電量販店などの小売店では4月18日(木)から発売予定です。
で、ここからは参加者向けに用意されていたアトラクション。「DC48」を分解させてもらいました。先生はエアマルチプライアーの説明に引き続いてマーティンさん。分解する様子は写真ギャラリーにてダイジェストでお届けしますね。
ちなみに一番分解したときの様子が以下の画像です。
配線などは省略されている分解用のモデルだったので、完全に実物と一緒というわけではないのですが、サイクロン掃除機の構造の一端を知ることができました。
ただ、ここでマーティンさんから「じゃあ組み立てましょう」と言われて会場からはどよめきが...。
絵的にはあまり変わらないので割愛しますが、多少手こずりながらも無事に組立もできました。そして最後に発表されたのが...
「DC48」に関するFacebookを使ったキャンペーン「Dyson Relay(ダイソンリレー)」。参加申し込みした人がチームリーダーとなり、Facebook上の友達5人とチームを組んでレビューしながらDC48を渡していくというものです。100組500名が体験できるチャンスですよ。
応募期間は3月28日(木)〜4月14日(日)、実施期間が3月28日(木)〜6月30日(日)。応募と詳細は公式ウェブサイトからどうぞ。
[ダイソン]
(松葉信彦)