ジェスチャー・コントロールは、現在のテックシーンにおけるアツい戦場のひとつかもしれません。キネクトに始まり、高精度なLeap Motionの登場によって世界中の期待も高まっていますが、ここにきてドイツ企業PMD Technologiesがこの2サービスに挑戦状を叩きつけました。
PMDはまだ設立から10年ほどの会社。しかし、すでに機が熟した雰囲気すら漂わせています。同社の3D深度センサー「CamBoard pico」は、タイム・オブ・フライト法に基づくデータを利用してポイントクラウド(3次元データの集合)を生成。指先を認識するだけで相対距離を計算し、Leap Motionを超える精度を実現しているそうです。
このデバイスはリファレンスデザイン(参照設計)となっており、PMDが本製品のOEM販売を計画していることを意味しています。具体的には、他ブランドから販売されるノートPCやWebカメラ、ジェスチャーコントロール専用機器などにセンサーが埋め込まれる可能性があるということ。どこのブランドにせよ、様々なデバイスにジェスチャー・インターフェースが搭載されたら...と考えるだけで非常にワクワクしますね。
ジェスチャー・コントロール市場は、まだ始まったばかりです。
[PMD via Tech Crunch]
Jamie Condliffe(Rumi 米版)