Jawbone UP × FuelBand × Fitbit One ウェアラブルガジェット10番勝負!

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    Jawbone UP × FuelBand × Fitbit One ウェアラブルガジェット10番勝負!

    いよいよ明日に迫ったJawbone UPの発売日。

    説明会の様子レビューとお届けしてきましたが、やはりいちばん気になるのはNike FuelBandFitbit Oneとの比較。いまだ日本上陸が未定のFuelBandを含めて、スペックだけではわからない部分までそれぞれのガジェットを触ったことがあるギズチームメンバーの声を集めて、10項目で順位をつけてみました。

    1. ハードウェア

    Jawbone UP > FuelBand > fitbit one

    Jawbone UPは「シンプルだしカラーバリエーションが豊富(4色展開)」「一日中付けてても邪魔にならないし、寝てても大丈夫」との意見。それに対し、FuelBandは「実際に付けてみるとUPよりも邪魔に感じる。噂になっている薄型化された新型に期待したい」と、この3つの中では発売からもっとも時間が経っていることを考えて2位に。

    Fitbit Oneについては「クリップ型なので正直デザインは他よりしょぼく感じる」との意見がありました。実はFitbitにはFitbit Flexという腕時計型もアメリカでは登場しています。この手のウェアラブルガジェットではやはりリストバンド型がメインストリームなのは間違いないようです。

    2. ディスプレイ

    Fitbit One = FuelBand > Jawbone UP

    ディスプレイについては必要派と不要派にわかれましたが、ここでは単純に表示できる方が高機能ということで順位をつけました。UPはディスプレイがなくステータスを表示する2つのLEDがあるだけなので、ボタンによる操作も合っているのか間違っているのかがいまいちわからず戸惑ってしまいがち。

    3. 防水性能

    130418jawbone_up_top_pre.jpg

    Jawbone UP > FuelBand > Fitbit One

    もっとも防水性能が高いのはJawbone UP。シャワーくらいならびくともしません。水泳はだめらしいですが、「風呂に浸かって全然問題なかった」という猛者も(ちなみにFuelBandでも一度風呂に浸かったらしいですが、こちらも無事。当然ですが真似しちゃダメですよ)。それに対してFitbit Oneは本体外装にむき出しの端子があるのでちょっと不安感があります。

    4. アプリ

    Jawbone UP > Fitbit One > FuelBand

    UPのアプリが一番多機能でグラフィカル。

    FuelBandユーザも「UPのアプリを見ちゃうとFuelBandのアプリももっとやる気を持続できるようにしてほしい。ただシンクして結果を見るだけだともったいない。」と太鼓判を押していました。

    Fitbit Oneのアプリも機能的にはいい線いっているんだけど、ちょっと見せ方がシンプルなんですよね。

    5. 運動

    130419jawbone_up_vs03.jpg

    Fitbit One = FuelBand > Jawbone UP

    Fitbit Oneは歩数やカロリーだけでなく、階段を登った階数までも記録可能。けっこう正確に測ってくれるので、エレベーターやエスカレーターを避けて階段を使うモチベーションが上がります。

    FuelBandはカロリーだけでなくFuelという独自の指標を用意しているのが特長。米Gizmodoもあんな行為やこんな行為が何Fuelなのか記事にしちゃうくらいの認知度を得た単位です。この2つは甲乙つけがたいところ。

    一方でJawbone UPは運動に関しては人間の活動の中の1つという捉え方なのでしょう。例えば、iPhoneに本体を差さなければ今どのくらい歩いているのかも見ることができません。運動を中心に置いていないぶん、ちょっと低めの評価にしました。

    6. 睡眠

    Jawbone UP > Fitbit One > FuelBand

    Jawbone UPのスリープアラーム、パワーナップ機能はイチオシです。「けっこう目覚めよく起きれる」との意見が。一方、Fitbit Oneは睡眠時はリストバンドを付けないといけない分だけ劣ります。FuelBandは睡眠に関する機能がないので不戦敗。

    Jawbone UP、Fitbit Oneの両方のユーザが声をそろえたのが活動・睡眠モードの切り替えへの不満です。どちらもボタンを長押ししてモードを切り替えてから睡眠を計るんですが、起きたときに長押しで睡眠モードを解除するのを忘れがち。「そこが自動で判別してくれるようになればもっといいな〜」と願望を口にしていました。

    7. 食事

    Jawbone UP > Fitbit One > FuelBand

    これもUPに軍配。UPはバーコード読み取りやワード検索で目当ての飲食物を簡単に記録できます。ただし、「野菜ジュースをバーコードで読み込んだ時にパッケージの表示と数キロカロリー誤差があった」との報告も。また、登録されていないものもまだまだ多いです。それでももっとも高機能といえるでしょう。

    Fitbit Oneに関しては日本未上陸のWi-Fi対応多機能体重計「Fitbit Aria」を一緒に使えば、UPよりも上かもと思いますが現状はこの位置。FuelBandは引き続き不戦敗です。

    8. 充電

    Jawbone UP > Fitbit One > FuelBand

    UPとFitbit Oneは専用のUSBケーブルがないと充電できないという欠点があるものの、それくらい。バッテリーの持ちからUPを上にしました。

    FuelBandはPCに差した時のアンバランスさを指摘する声が。付属の充電ドックを使えばいいんですが、「単体でMacBook Airに充電しようとしたらキーボードのデリートキーのあたりに本体がさわってしまい、テキストが書いたそばから消えていった」という悲しいエピソードも起こったようです。

    9. 同期方法

    Fitbit One = FuelBand > Jawbone UP

    Bluetooth同期ができるFitbit OneとFuelBandは楽。ただバッテリーの持ちにも影響するところではあります。

    10. 価格

    Fitbit One > Jawbone UP > FuelBand

    これはすごく明快。Fitbit Oneは9980円、Jawbone UPは1万3800円(米国価格は129.99ドル)、FuelBandは149ドル。

    まとめ

    10項目見てきました。いずれのウェアラブルガジェットを使っても、歩く時間・健康を意識するようにはなるはず。その上で「睡眠や食事のログはいらない」というマッチョ志向な人はFuelBandが合うと思います。

    Jawbone UPはよりフィットネス(運動)よりもウェルネス(健康)にフォーカスを当てたガジェットです。Fitbit Oneはその中間といったところでしょうか。この2つはハードウェアの形状の好き嫌いで選ぶというのもアリです。

    さあ、新しい習慣を始めるにはいい季節。あなたならどのガジェットを選びます?

    UP by Jawbone , Nike FuelBand , Fitbit

    (松葉信彦)