エイプリルフールのグーグルグラスサイト、ご覧頂きありがとうございました。
今年のエイプリルフールでは、「グーグルグラス」をピックアップして、サイトのを仮想グラス対応サイトに変えてみました。グーグルグラスはまだ発売されていませんが、着用していると身の回りの情報やメールが見れたり、写真や動画を記録でき、人と通話ができる、未来的なガジェットです。
ギズでは、グーグルグラスやAppleのiWatch、ナイキのFuelBandなどウェアラブル・コンピューティングが、今年の大きなトレンドになるのではないかな、そんな考えから今年のエイプリルフールのネタにグラスを選びました。
でも中には「そんなに凄いの? 結局スマホでも同じ事出来るよね?」という声も聞こえてきそうです。
グーグルグラスは可能性大
そうですね。スマホがあれば出来ますよね。でも、スマホの革新には陰りが見えてきていると感じます。一方、グーグルグラスは、何か違う新しさや変化を感じさせてくれる気がします。
2月のTEDにゲスト出演したGoogleのセルゲイ・ブリンは「スマホを使うと、みんな下を向いたまま立ち止まったり歩きまわっている。これが人や情報とコミュニケートする将来なのかい?」と言っています。もしグーグルグラスを使えば、もっと前を向き動きながら人や情報とつながる手段が生まれるかもしれないし、人の生活も変えてしまうかもしれません。そんな可能性をグーグルグラスには感じます。
それからグーグルグラスは、「電脳コイル」や「ドラゴンボール」のスカウターのように、なんとなく日本人に親しみが持てるデバイスですよね。使っているイメージが湧きやすい。これもグラスに可能性を感じる理由かなと思いました。
エイプリルフールのネタを考える際に「実機を見たことがない」、「何ができるの?」と疑問だらけで始めましたが、実際にグラスをイメージしながらサイトをデザインし記事を作るのは、未来を想像できて面白い経験でした。実際にやってみて感じたのは、グラスが出てきたら本当に情報へのアクセスが変わりますね、きっと。
これを機にギズモードではウェアラブル・コンピューティングに注目して追っていきます。ガジェットが進化して人の生活をどんどん変えるようになると思うと今からワクワクします。
折角作ったので。下の「グラススタート」をクリックすると、もう一度グラスサイトがお楽しみいただけます。エイプリルフールにグラスサイトを体験できなかった方も、もう一度見てみたいという方も、試してみて下さい!
デザイナーさんにお話を聞いてみた
今回、エイプリルフールのサイトデザインを一人で担当してくれた、ギズのウェブデザイナーの前田さんに、サイト制作についてお話を伺ってみました。
ギズ:グラスサイトはどうやって実現されましたか?
前田さん:当日0時から各ページに専用のデータを追加しました。
ギズ:最も大変だった作業は?
前田さん:全体的なボリュームが多かったので、これという部分は思いつかないですが、「WELCOME TO GLASS」というウェルカムメッセージを、グーグルグラス風のフォントにするという点が少し悩みました。
結局、Google Web Fonts API で解決できて、本物と同じようになりました。Robotoというフォントです。
ギズ:使われた言語は?
前田さん:htmlとcssと、動かす部分は主にJavaScriptライブラリのjQueryを使いました。
ギズ:jQuery実装にあたり、工夫した点は何ですか?
前田さん:動きがスタートし、一連の動作が終わるまでに処理は、順番にアニメーションする必要があったのでそこはdelay()を多用しました。
手書きイラストが横に動いたり、ふわっとでてくる動きの部分は、jQueryだけだと難しかったので、jQuery UI(jQuery公式のユーザインターフェース用ライブラリ)を使用しました。
あとは、jQueryではないですが、埋め込みの動画を半透明にできたので雰囲気をよりリアルにできたかなと思ってます。
ギズ:結局「グーグルグラス」とは何でしょうか?
前田さん:グーグルグラスの動画を見てると、音声認識で動くすごいやつという風に思ってます。
ギズ:編集部の要求は無茶ばかりでしたか?
前田さん: 結構ギリギリまで、また当日も急に変更があったりしてそのあたりはちょっと大変でしたが、音声認識までしたいと言われたらどうしようと正直思ってました。
インターフェース部分などは結構好きに作らせてもらったと思ってます。
前田さん、短期間でデザインから修正作業までをギリギリの時間まで作業していただき、ありがとうございました。
今年のエイプリルフールでは、ギズモードが注目するトレンドに乗っかって形にすることができのは良かったかなと思いました。これからも機会があれば注目するトレンドをブログメディアとして形にして読者の皆さんにお届けしたいです。
そして誰でも構いません。
「Google Glassを下さい!」
(鴻上洋平)

WELCOME TO GLASS
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Glassで見れる記事13本- ついにファッション・ブランドと商品開発へ。グーグルグラスとのコラボ企業選定はまさかのあの方法!
- もう何も忘れない! グーグルグラスで生活を全記録
- マイクロソフトもWindowsめがねを緊急リリース!(動画あり)
- 連盟が「待った」。プロ野球でグーグルグラスの利用が禁止されるようです。
- グーグル、眼鏡の聖地・福井県鯖江市との業務提携を発表
- グーグルグラスがパーティーグッズにも対応、グーグル鼻メガネ
- グーグルグラスを通じて周囲を眺めてみたら、なんか居る。
- グーグルグラスで皆の目の健康もサポート
- グーグルグラスのスカウター機能でギズモード編集部を丸裸に!
- グーグルグラスは「ゴクウ」の「神の目」か
- グラスのかけ心地を各編集部の人をつかまえて聞いてみた
- グラス、売って下さい
- 【19:30から】ギズモードのラジオ「ギズラジ!」第0回 試験放送

ついにファッション・ブランドと商品開発へ。グーグルグラスとのコラボ企業選定はまさかのあの方法!
NYファッションウィークで、トップモデルすら着こなせない異次元オーラを容赦なく放ったグーグルグラスに、新しい風が吹きそうです。
グーグルは4月1日、ファッション眼鏡ブランドと共同でグーグルグラスの商品開発を行う意向があることを明らかにしました。同社によると
「グーグル眼鏡 着こなし ファッション」という検索フレーズでググったとき、上位3位までに公式サイトがランクインしたブランドと一緒に商品開発したい
とのこと。なお、検索順位を確認するのは、2013年4月1日23時59分(日本時間)時点だそうです。
グーグルは検索順位のアルゴリズムを大幅にアップデートすることがあり、今は安全圏の順位にランクインしている企業も今日一日でどうなるか分かりません。グーグルとの商品開発に関心を示すブランド各社は、過去の検索アルゴリズム変更の傾向を解析し、本日23時59分にターゲットを定めたSEO対策を実施中とのことことです。
この勝負の行方、いろいろな意味で気になりますね。
(Rumi)

もう何も忘れない! グーグルグラスで生活を全記録
物忘れも、忘れ物もなし。
グーグルグラスを使い始めて数日。何がすごいって、私は基本的に常時録画機能オンにしてるんですけど、そうすると物を忘れるってことがなくなるんです。というか、自分自身が忘れてても、グーグルグラス(というかそれでできる動画データ)が、完全に自分の外付けハードディスク状態になってるので、すぐ探せるんですね。
たとえば初日にいきなり役立ったのは、外出から家に帰ってきてカギが見つからなかったとき。今までならポケットというポケットを探し尽くすところですが、グーグルグラスがあることを思い出しました。なのでまず、朝カギを手にしたときの動画を表示して、カギの画像を指定。それで動画の中で類似画像検索して、検索結果表示を新しいもの順にすると、カギが最後に視界に入ったときの状態がすぐわかります。すると、おお! 買い物したときのどさくさで、いつものカバンのポケットじゃなく買い物したスーパーの袋にカギやら財布を全部移動しちゃってたことがわかりました。
これでけっこう感動したんですが、貯めておいたデータから検索するだけってのはまあ想定内ではありました。でも、何日か使っていくうちに、グーグルグラスが外出するときの持ち物を記憶してくれるようになったんです。持ち物管理アプリがあって、そこに持ち物リストが勝手に生成されてます。家から移動する直前に決まって見るものの画像を認識して、判別してるようです。電話、財布、カギ、あたりはいつも同じものですが、ハンカチなんかは白もあれば柄物もありなので、よく判別できてるなーと思います。
で、もちろん記憶するだけじゃなく、足りないものがあるとアラートを出してくれて、しかもそれが置いてある場所を指示してくれるんです! 「ちょっとちょっと、ティッシュ忘れてますよ。この引き出しに入ってますからね」って感じで、お母さんみたいです。さらに外出するときの目的によって持ち物が違うのも認識していて、一人でスターバックスで仕事しに行くときはノートパソコンとマウス、子連れでプールに行くときは水着とタオルとビニール袋とプールの入館証、どんなときも必ず持っていくものは電話と財布とハンカチ・ティッシュ、みたいに、勝手に持ち物グループができてます。
持ち物リストはもちろん手動で編集もできますし、決まった行動パターンのときだけじゃなく、たとえば友達と話していて「じゃあ、明日『ガラスの仮面』持ってくるねー」なんて言った場合、すぐに明日の持ち物リストに「ガラスの仮面」を追加するか確認されるので、OKしておけば次の日ちゃんとリマインドしてくれます。
それから、動画の中の音も全部記録されてるので、自分とか周りの人が言ったことを忘れることもありません。誰かと約束したことは、上に書いた持ち物関係だけじゃなく全部カレンダーとかToDoリストに入れてくれます。それから、グーグルグラスを使い始めてからまだ誰かと「言った・言わない」みたいなことになってはいませんが、もしそうなってもこれからはもめずに済みそうです。
動画を全部保存するというとストレージが心配ですが、本体のストレージは一時置き場で、基本は全データクラウドに保存します。Wi−Fiが使える場所に来ると勝手にクラウドにシンクして本体の方は消去してくれるので、今のところ問題はありません。
あと懸念があるとしたら、やっぱりプライバシーを気にする人がいるってことですね。今のところ、私は普段接する人全員にグーグルグラスで撮影してるって伝えて、その人の写った動画とかを勝手に公開したりはしない、あくまで自分の記録用って言ってます。「私は撮らないで」みたいにはっきり言う人は今のところいませんが、ちょっと引いてるなって人ももちろんいます。それから、自分が保存したくない場面(トイレとか)ではさすがに動画撮影オフにしてます。他にも、お酒の席でプライベートな話をするときとかはオフですね。「どこまでオンで、どこからオフ」って線引きは難しいんですが、今はその場で一番気にしそうな人の基準を推測して判断してます。グーグルグラスとかこの手のものを使う人がもっと増えて一般化してきたら、基準はゆるくなっていくのかもしれません。
そんな心配ごとは多少あるものの、やっぱり物を忘れなくなることのメリットは多くのデメリットを超えると思います。コンピューターは今までもいろんなかたちで人間を助けてきてくれましたが、グーグルグラスで全人生の記録ができることで、人間はさらに楽になれそうです。とはいえ、忘れちゃったほうがいいことも、人間にはありますけどね。
(miho)
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マイクロソフトもWindowsめがねを緊急リリース!(動画あり)
グーグルグラスに負けじとマイクロソフトも深夜零時からWindows眼鏡を先行リリース! 街ではグーグルグラスとWindows眼鏡の二代勢力がガン飛ばし合って電柱や通行人にぶつかるなどの被害が多発している模様です。
気になるWindows眼鏡ですが、ご覧のように四六時中アップデートしてて、アンチウイルスのステータスも常時チェックしてくれる実にマイクロソフトらしい眼鏡となっております。
バナナの皮を捨てようとすると「本当に捨てるんですか?」と再確認。外出しようとすると、「ページが切り替わるとインストールが途中でとまります。続行ならOK、停止して今のページに留まるならキャンセルを押してください」と警告が出る気遣いも。
自転車に乗ろうとすると「Are you sure?」の警告が最初小さく出て、二度目には警告窓そのものが大きくなる新技も搭載しました。
この両社の戦い、ますます目が離せなくなってきましたね。We Love You Both!
(satomi)

連盟が「待った」。プロ野球でグーグルグラスの利用が禁止されるようです。
グーグルグラスでスポーツも変わる。
そう思っていましたが、すべてが良い方向に進むとは限らないようです。グーグルグラスの登場によって選手全般の打率が1割ほど向上。ピッチャーとキャッチャーをはじめ、監督や塁上の選手となどもボディーサインを使わずに、視覚的・音声的なリアルタイムなやりとりが可能になったため、より精密な指示を繰り出せるようになってきました。結果、点取合戦となっている野球界ですが、このグーグルグラスありきの流れに「待った」がかけられました。
連盟理事のぴの氏は、「ミートカーソルを投影してのスイングは明らかに違反」とパワプロ勢を牽制しています。また不動の4番打者として知られるぱっく氏もまた、「走塁指示でのサインミスは記憶に新しい失敗だった。グーグルグラスでかのような失策は軽減されているが、野球がTVゲームのようになってしまうのはいかがなものか」とやはり難色を示しています。
またグーグルグラスが持つ問題はこれだけではありません。現に今シーズンだけでも複数の選手が、試合中にホステスとメールをやりとりしている様子や、守備中にYouTubeでアニメを見ている姿が確認されています。先日、プレイ中に堂々としたアニメ鑑賞が指摘され退場処分となった、「たろすけ野球しろ事件」は記憶にあたらしいのではないでしょうか。
......今、日本スポーツ界はデジタルガジェットとの付き合い方を、もう一度見直すべきであるのかもしれません。
(小暮ひさのり)

グーグル、眼鏡の聖地・福井県鯖江市との業務提携を発表
先週、グーグル眼鏡が狐狐科技集団(コンコン・テクノロジー・グループ)と共に米国で生産されるという関係者筋の話が報じられました。
これを受け、米グーグルは報道を完全否定。眼鏡フレームで日本国内のシェア960%、世界シェアの200%を占める福井県鯖江市の職人と究極のモノづくりを行うことを合意し、同市との業務提携に至ったと明らかにしています。
眼鏡づくりで100年余りの歴史を誇る鯖江市の職人さんたちとグーグルの提携ロードマップは、インターネット放送で4月1日の毎時38(さば)分ごろ小出しに行われる予定です。また、同放送へのアクセス集中によるサーバ負荷対策として、現在、全グーグル社員が鯖を食べてウォーミングアップ中とのことです。
(Rumi)

グーグルグラスがパーティーグッズにも対応、グーグル鼻メガネ
パーティーの主役は最先端ギークのあなただねっ☆
グーグルグラスには度も入れられるので、元々眼鏡をかけていた人でもダブル眼鏡になることなく使用できます。が、全世界の陽気な人々から「じゃぁ、パーティーの時はどうすんのさ?」と問合せが殺到。グーグルグラスをかけてしまったらパーティーの最陽気アイテム鼻メガネをかけられない、どうすんのさ、と困り果てる人々が。しかし、さすが天下のグーグル、ばっちりグーグルグラスを鼻メガネにも対応させたました。ただ鼻をつけるだけじゃなく、ボッサボサの眉毛もつけてお馴染みの鼻メガネを最新ガジェットとして完璧に再現。鼻メガネをかけつつ、陽気な小ネタの検索もできてまさにパーティーで無敵。
これで明日からますます世界が明るく見える。
(そうこ)

グーグルグラスを通じて周囲を眺めてみたら、なんか居る。
頑張って並んで手に入れたグーグルグラスをかけて、早速周囲を見回してみましたよ。「Glass,Take a picture」って言うだけで自分の見ている視界そのままで写真が撮れるのはすごく便利。わざわざカメラやスマホを構えなくてもOKです。
でも、実際にグーグルグラス越しに写真を撮るっていう実験をしてみたところ......。



(小暮ひさのり)

グーグルグラスで皆の目の健康もサポート
グーグルグラスは便利だけれど、眼精疲労やドライアイなど健康上の問題につながる可能性が指摘されていますよね? 使いたいけど、目が疲れてしまうから...とか頭が痛くなっちゃうんだよね...なんて理由で、利用者が増えなかったら大変ですよね?
ということで、目の健康を考えたGoogleは東洋医学とコラボして眼精疲労に効くツボを刺激するポチポチを四か所に取り付けることを健闘しているそうです。グーグルグラスを装着するたびにツボが刺激されるというわけです!
ちなみに、その4か所はココ

魚腰:眉毛の少し下の目の中心部分
晴明:左右の目がしらの付け根部分
太陽:目尻とこめかみの間のくぼんでいる部分

ちなみにGoogleはこれを機に本社でグーグルグラス用マッサージ師を採用募集しはじめたそうです。

ちょうどグーグルグラスのフレーム部分にあるから目立たずに目の健康をサポートできちゃいますね〜。実際にどのぐらい眼精疲労を軽減してくれるのか?は使ってみてのお楽しみですけど、Googleにしては、随分きめ細かい配慮だと思いません?
(junjun)

グーグルグラスのスカウター機能でギズモード編集部を丸裸に!
グーグルグラス結構こええ。
グーグルグラスにはいろいろな機能が搭載されていますが、そのなかでも注目なのがスカウター機能です。どんな機能なのかというと、スカウター機能をオンにして人間を正面から見ると、なんとその人の身長や体重、3サイズ、IQが表示されるのです。その数値が正確かどうかはちょっとわからないのですが、どうもグーグルグラスには1億人の人間のデータが内蔵されており、人間を映すとそのデータを元に分析をしているらしいんです。身長体重3サイズは見た感じでなんとなくわかるかもしれませんが、IQはどうやって判断してるんでしょうね。顔立ちとかかなー。
ということでさっそくギズモード編集部の人たちで試してみました。まずは大野編集長。最近太り気味で悩んでいます。結果は上の写真の通り。お腹まわりに気をつけたいですね。

編集部の鴻上くんです。好きな食べ物はごまです。意外とガタイがいいですね。趣味はトライアスロンというのも納得。あとIQが高め。頼りになるぜ。

鈴木くんです。ワカチコワカチコ。実家は小麦を栽培しています。ちょっと痩せてるなとは思っていましたが、やっぱり痩せてますね。もっとご飯を食べたほうがいいと思います。

編集部紅一点の嘉島さんも見てみました。実はすごいナイスバディ!? グラビアとかやってたんでしょうか。そういえば、前職はマドンナのバックダンサーだったんですよね彼女。

最後はまつばんこと松葉副編集長。この前、ポテトチップスの食べ過ぎで救急車で運ばれていましたが、大丈夫でしょうか。そういう食生活なので、ちょっと太りすぎかな? 体には気をつけて。
このスカウター機能ですが、もちろん数値には多少の誤差があります。また、この機能を使ったことで起こる人間関係のもつれなどは、Googleおよびギズモード編集部は責任を負えませんのであしからず。
(三浦一紀)

グーグルグラスは「ゴクウ」の「神の目」か
常に視界にネットワークからの情報など表示する「グーグルグラス」がまもなく登場します。
巷では早くも、この新しいガジェットにより、ライフスタイルにどんな変化があるのか、政治、社会、文化、経済にどのような影響があるのかといった議論が盛んですが、その中で、とある古いマンガが、世界的な注目浴びています。
その名は『ゴクウ』。『コブラ』で有名な寺沢武一により1987年に連載された作品です。1987年ですよ!? この先見性パネぇ!
主人公の風林寺悟空は、ふとしたきっかけで、左目に「神の目」と呼ばれる、世界中のコンピューターにアクセスできる義眼をはめ込まれています。
この義眼を通して世界を見ると、リアルタイムに目の前のことを世界各地のデータベースでサーチ/分析したり、軍事衛星をハックして侵入不能な箇所を撮影したりはたまた攻撃したり。まさに神のごとき行動をとることができるのです。
彼は日常に生きていながら、視覚は常にグローバルネットワークに接続されています。そのネットワークから、インプットだけではなくアウトプット(遠隔操作)もできてしまいます。
攻殻機動隊で提示されていた世界、そして草薙素子が掌握した世界も、リアルとネットがシームレスに融合していますが、ゴクウのこちらは、単に左目がそうだというだけで、身体全体がサイボーグ化されているわけでも、無線端末や有線の口を首筋に埋め込んで、人として引き返せない状態になる訳でもありません。
その意味で、グーグルグラスとはかなり近いのではないかと妄想できます。
グーグルグラスにサードパーティが自由にアプリを埋め込めるようになれば、例えば目の前の道で過去に起きた犯罪事件を参照できたり、街コンで出会ったあの娘の名前の検索結果を参照しながら適切な話題を触れたり、気になったものは全て写真や動画を取ってEvernoteに放り込んだり、街で気になったあの人にGoogle Mapの人形の人形(Pegman)をつけてトレースさせたり、ちょっと待った最後のは無理か、とにかくゴクウ的なパワフルさを身につけることができるのではないか、と期待されています。
まあ如意棒はむりでしょうが。いや、もしかするとGoogleが「Google Wand」を開発するかもしれませんが。
(いちる)

グラスのかけ心地を各編集部の人をつかまえて聞いてみた
社内でグラスに近寄ってきた人たちにも装着してもらい、かけ心地を聞いてみました。
ライフハッカー年吉さん
「鼻が当たるところにパッドがあるところとか流石って感じ。ディティールにこだわってんなー」

Kotaku長谷くん
「このグラス、カメラ付いてないんすね。まぁこんなもんでしょ」

ライフハッカー長谷川くん
「こんなフィット感ありえない!」

タブロイド金本さん
「あぁ、やばい...」
楽しんでもらえてなによりです。
(大野恭希)

グラス、売って下さい
僕たち待ってます。

かけて待ってます。
(大野恭希)
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【19:30から】ギズモードのラジオ「ギズラジ!」第0回 試験放送