3Dプリンターだけで出来上がるグロテスクな部屋「Digital Grotesque」

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3Dプリンターだけで出来上がるグロテスクな部屋「Digital Grotesque」

Digital Grotesque - 日本語 (Japanese) from Digital Grotesque on Vimeo.

3Dプリントされたものだけで構成された部屋。

Digital Grotesque」は、壁、床、天井、部屋の全てを3Dプリンターを用いて、アルゴリズムのみにより生成された造形から構成された野心的な建築プロジェクトです。

Benjamin Dillenburger氏とMichael Hansmeyer氏の2人のデザイナーによるこのプロジェクトの1:3スケール版の展示は、先日まで東京芸術大学のマテリアライジング展に展示されていました。

Digital Grotesqueは、

かつてレンガと石が果たしていた役割は今日ではビットと粒子が担っている。情報工学は建築、生物学、工学を統合し自然と人工の新たな関係を成立させる可能性を秘めている。自然界の仕組みを模した生成プロセスにより、かつては描出することも想像もできなかった一連の形体言語を表現できるようになった。

デジタルグロテスクは自然と人工、混沌と秩序の間を彷徨いながら形体を探し出し、基本的な図形の分割や生成といった操作をすることで、 面と構造が一体となった極めて装飾的な「なにか」を形成する。

この純粋にアルゴリズムのみにより生成された形体は、直接参照できるような様式はないが既存のいくつかの建築様式と朧げながら共鳴している。

というコンセプト。

3Dプリントされたマテリアルだけでここまでの表現が可能なのですね。

ただただ、圧巻です。

20130625_dg2.jpg

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Creators Project, Materializing Exhibition

mayumine(LESLIE HORN 米版