「すげえ!」「ほっほーう」「...ふう」「え、いくらだっけこのテレビ」「50万切り」「か、買おうかな...」
前回はこちらの記事で4Kテレビ・ブラビア「KD-55X9200A」の概要をお届けしましたが、今回は最も手軽に4Kのスゴさがわかるコンテンツ、デジカメ画像を見ているときの声をお聞きください。
普段、デジカメ画像を見るときは、画面の大きなパソコンか、高解像なタブレットを使うことが多いですよね。
でも4Kブラビアを使えばその両方のいいとこ取り、しかも数段上のサイズ&レゾリューション(解像度)で見られちゃう。このインパクトの強さ、一体どれほどのものなのか...!
4Kブラビアで4Kクオリティのデジカメ画像を見るためには以下のような方法があります。
・画像を入れたUSBメモリを接続
・SD/CFカードを刺したUSBカードリーダーを接続
・PS3用ソフト「PlayMemories Studio」を使う
・DLNAで接続されたパソコンに保存された画像を楽しむ
・PlayMemories Onlineにアップした画像を、ブラビアのPlayMemories Onlineアプリで見る
今回はUSBメモリを使って画像を表示してみました。パソコンに保存している画像からセレクトした画像を見るには、もっとも簡単お手軽な方法ですね。
最初にテストで何枚か見てみたんですが...うっわ、なんだこれ。
写真の奥にいる線路の保線作業員さんたちの表情まで見えそうですよ...。4Kテレビさんたら、どこまで解像してくれるんだ...。
4Kブラビアで楽しむ俺たちの写真展「俺シャ」
それではここからは、僕とギズモードのあるメディアジーン社のカメラ好き2人にも参加してもらって用意した、自慢の写真をご覧あれ。4Kブラビアで写真を見たときの驚きの声を、できるだけそのまま起こしてみました。
「いえーい」
「フルHDで見ているのとは明らかに違うね」
「密度がすごいよ」
「この白い線はなんだろう。ヘリコプターかな?」
大きいフルハイビジョンTVが安くなってきたのはいいことなのですが、写真画像を見るためと考えると力不足。1ピクセルあたりの面積も大きく、目で見えるようになっちゃうので、どうしてもギザギザ感が目立ちます。
でも4Kブラビアは違いますなあ。細部のエッジがなめらかなのにシャープ。被写体の解像力も高いから、2Dのはずなのに立体感がすごい...!
作:ライター 武者
「かわいい!」
「これ何のカメラで撮ったの?」
「D90だったかな?」
「ちょい古カメラでもこれだけ撮れるんだ!」
解像力が高い。ということは、4Kテレビでデジカメ画像を見ると、レンズの善し悪しが明確になります。数世代前のデジカメであっても光の状態がよく、クオリティの高いレンズを使えばステキ写真が撮れるということがわかっちゃいますよ。
なおこの写真はマクロレンズで撮ったもの。いいですよマクロレンズ。1本あると撮影が楽しくなりますよ。
「これはニッコール50mmの超ふるいヤツで撮ったんです」
「レンズの性能がわかるってことか」
「髪の毛にピントが合ってるんだけど、ふわーっとボケてるんですよ」
「写真展で飾ってるみたいだよね」
「このテレビ使ってRAW現像できたら最高だよね」
全員「!」
オールドレンズの味わいは、独特な光の滲みをストレートに記録できる最新の高画素な一眼カメラでこそ引き出せます。そして、その画像をもっとも堪能できるのが4Kテレビなんですよ。
オーディオでいうならテレビはスピーカーの部分。いろんな画像(音源)の善し悪しを見分ける(聞き分ける)のなら、最終出力機器のクオリティは高い方がいいんです。本当です。作:緒方 昂児
「いい写真!」
「結婚情報誌に載ってそう」
「構図もピントもタイミングもばっちり」
「こういう写真撮れるようになりたいな...」
しかし、4Kテレビはピントがバチッと合っている部分と、綺麗にボケている部分をうまく描き分けますよね...。ここまでくると立体感だけではなく、ライブ感までありますよ...。
デジカメを買い換えたいなー。最新のフルサイズも欲しいし、居酒屋で極力目立たず綺麗なツマミ写真を撮るためのコンデジも欲しいなー。そう思っていたのですが、どうしよう。下取り差額分を4Kブラビアの頭金にしたほうがいいのかな...。
最新一眼デジカメ、高級コンデジの写真からスマホ写真まで、画像の良さをフルに引き出してくれます
特大画面&超高解像の組み合わせがもたらすそのリアリティは、見ている人すべての視線を集めるんですね。ブログサイズにすると意図が伝わらない写真も、記録として残した写真も、すべてがエンタメコンテンツになるんですよ4Kブラビアで見ると。スマホで撮った2448 × 3264ピクセルの写真だってこのとおり。夜に見たら危険です。ぜったい、おなか減っちゃう。「でもデジカメって、4Kより高解像じゃない。最近は2400万画素とか普通だし。4Kテレビじゃ味わい尽くせないんじゃないの?」という声も聞きましたが、通常のデジカメはモアレや偽色を防ぐために色を馴染ませたりローパスフィルターを組み込んだりしています。そのために本来の画素数よりもややボケた(滲んだ)画像になっちゃうんですね。
ゆえに4Kテレビで見ると多少圧縮された形になるのですが、それだけに55インチ、すなわち横121.8cm×縦68.5cmの大きさに引き延ばしつつもぎゅっと引き締まった密度の高い絵が楽しめるんです。
今後のディスプレイパネルとデジカメセンサーの進化により、相性の善し悪しは移り変わっていくでしょうが、現時点においてデジカメ写真を最も美味しくいただけるのは4Kテレビである、と断言します!
一目見ただけで違いがわかる! インパクトが伝わる4Kテレビ!
ところで1960年代に総天然色テレビを買ったという昭和15年生まれの友人に、当時のことを聞いてみました。いわく「トリニトロンカラーは凄かったんだぞ。買った、というだけで会社の人がどんどん遊びにきてな。もうモテモテでな」なんですって。
僕自身、その頃はまだ生まれていないので想像にすぎないのですが、この「KD-55X9200A」も、カラーテレビが登場したときと同じくらいのインパクトを秘めているんじゃないかと、そう思うんです。
ちょっとしたスナップを映し出しただけでも「すごい!」の声が連発です。旅行先で撮った写真を4Kテレビで見る家飲みを企画したら、友達が友達を呼んで集まってくれることでしょう。
自分の旅行自慢と思われるのに抵抗がある方は、友達の旅行話をオンステージで語ってもらいましょうよ。
カメラはどんどん買い換えたくなっちゃうけど、テレビは5年10年は付き合うアイテム。だからこそ、これから買うなら4Kテレビしかありません。いくつかの大きい家電量販店には実機が展示してあると思うので、ぜひ見てみてください。4K、びっくりしますよ。
数年先を見越して4Kをいち早く先取りする満足感...ごくり...
(武者良太)