Huaweiは6.1mmの厚さ、世界で一番薄いAndroidスマートフォン「Ascend P6」をロンドンで発表しました。
Ascend P6は、メタルボディ仕様で、4.7インチの720ピクセルディスプレイ。7月末から世界19カ国で600ドル(約6万円)で発売開始予定。日本での発売は不明です。
Huaweiとしては、Galaxy S4やiPhone 5 Xperia Z やHTC Oneなどといったハイエンド型スマートフォンと競合する事を視野に入れているようです。
「サムスンはこの製品と同じレベルではありません。iPhone 5 やGalaxy S4の競合としていきたい。これが我々のゴールです」とHuawei のCEOリチャード・ユウ氏はこう語ります。
この世界で一番薄いスマートフォン、どこまで市場に受けいられるでしょうか?
超薄くてピンクのスマートフォン...とくれば、女性にもウケが良さそうです。
Huaweiが主張するAscend P6のキーポイントは3つ、デザイン、カメラ、そしてUIです。
薄く精巧でアルミ製のエッジ、カラーバリエーションはブラック、ホワイト、そしてピンクの3色展開。
スペックは以下のとおり。
・ディスプレイ:4.7インチ(720×1280ピクセル、フルHDでは無い)
・CPU:1.5GHz、クアッドコア
・メモリー(RAM):2GB
・内蔵ストレージ:8GB(マイクロSD対応)
・バッテリー容量:2000mAh
・カメラ:約800万画素(インカメラあり)
充分戦えるスペックだけど、特筆するようなものは無いといった感じでしょうか。
今回のモデルでは4Gにに対応していませんが、Huaweiによると今年の6月に4G対応版もリリースする予定とのことです。しかし何故今出さないのか不思議ですよね、LTE対応していないのは完全に弱みになりそうです。
OSとユーザビリティ
Ascend P6のOSはAndroid 4.2.2で、スキンはHuaweiおなじみの「Emotion UI」を採用しています。Huaweiによれば300以上にも及ぶユーザーインターフェースの改善を行ったそうですよ。「Me Widget」と呼ばれる機能で、アプリやウィジェットの位置やサイズを自由にカスタマイズできるそうです(特別新しいものでもありませんが)。
さらに、「Power Manager」で、モバイルチップやハードウェア、ソフトウェアまでモニタリングしてバッテリー消費量を抑える事が可能、さらに手袋を付けたままでもタッチパネルを操作できる「Magic Touch」も搭載。
「Air Sharing」で、モバイル端末とTVやタブレットその他端末とコンテンツを共有できるようになります。
価格と出荷
Ascend P6は7月末、19カ国(ほとんどヨーロッパ、さらに中国やアメリカやカナダ)で発売開始。8月には100カ国まで展開予定とのこと。価格は600ドル(約6万円)となる見込みです。
日本での展開は不明ですが、イー・モバイルのSTREAM X、ドコモのAscendのような例もあるので期待したいですね!
mayumine(MANUEL ANGEL MENDEZ - GIZMODO ES 米版)