Eye-Fiが、めっちゃおきらくごくらくになりましたよ!
鳴り入りモノで登場し、Pro X2を含めて1枚2枚と買ったはいいけど、結局使わなくなっちゃった「Eye-Fi」。僕と同じような道のりを歩んじゃった方、いませんか? もしもTwitterやFacebook、Instagramで、デジカメ画像を公開したいだけなんだよねというのであれば、最新作の「Eye-Fi Mobi」は買いです。いやホントに!
これってなに? 何ができるの?
デジカメで撮影した画像をWi-Fiでパソコンやスマートフォンに飛ばしてくれるSDカード、それが「Eye-Fi」です。2009年に初お目見えした「Eye-Fi Share」、RAWファイルも転送できるようになった「Eye-Fi Pro X2」などのモデルに加え、今回新たに登場したのが「Eye-Fi Mobi」です。
もび、という名前が示しているように、モバイル用途を重要視した無線LAN SDカードですよ。
今までの製品と何が違うの?
併売中の「Eye-Fi Pro X2」と比べると、RAWデータが転送できなくなりました。あれ、退化しちゃった。
でもご安心を。初期設定においては大きく進化...というか、面倒っちい手続きがほとんどなくなったんです。
従来のEye-Fiは、以下のような設定が必要でした。
1.パソコンに「Eye-Fi Center」をインストール
2.パソコンにEye-Fiカードを認識させる
3.「Eye-Fi Center」でアカウントにEye-Fiカードを紐づける
4.Eye-Fiカードのダイレクトモードを有効にする
5.スマートフォンに「Eye-Fi」アプリをインストール
6.「カードのペアリング」を「オン」に
7.「ネットワークの追加」でプロファイルをダウンロード
8.「Eye-Fi」アプリにパスワードを入力して画像を転送
七面倒ならぬ八面倒。「Eye-Fi Mobi」は違いますよ。
1.スマートフォンに「Eye-Fi」アプリをインストール
2.「Eye-Fi Mobi」のケースに書かれたアクティベーションコードをアプリに入力
3.アドホックで接続するためのプロファイルをダウンロード
4.アプリで画像を転送
そう、設定時にパソコンを使う必要がなくなったんです。店頭で、買ったその場で設定できちゃうんです。
そうだ! アクティベーションコードを無くすと大変なので、最初に撮る1枚は「Eye-Fi Mobi」のケースでぜひ!
設定後の使いやすさは?
旧製品と比べて、向上していますよ!
Pro X2の16GB以外は書込・読込速度がCLASS6以下でしたが、「Eye-Fi Mobi」はCLASS10に対応。撮影したときの保存も、アプリに転送するときも、かなり速くなりました。1600万画素のデジカメで撮ったLサイズの画像も、1枚あたり1秒弱(Wi-Fiの状態によりますが)です。
また旧製品は、一度Eye-Fiカードとスマートフォンの通信が途切れると、再接続するまでにかなりの時間がかかったんですよ。それこそ1~2分も待たされることもあったりして。
でも「Eye-Fi Mobi」は再接続までの時間も短め。ストレスが大幅に低減しました。
「Eye-Fi Mobi」のいいところ
デジカメってやっぱ楽しいね、と再確認できました! 「Eye-Fi Mobi」がお気に入りすぎて、GRというステキコンデジ買っちゃったし!本当に、つい先日まで普通のスナップはもうiPhoneでいいや、って思っていたんですよ。でも、お手軽かつスムースにデジカメの画像をiPhoneに転送できるようになると、「まあこんなものかスマホだし」と思っていたココロが霧散、レンズやボディの違いによる写真の味がまた美味しく感じられるようになりました。
また、カメラを持っての散歩も心躍るものに。オフラインとオンラインの楽しさを1つにまとめてくれるガジェットと言っていいかもしれません。「Eye-Fi Mobi」は。
「Eye-Fi Mobi」の悪いところ
必要十分だとは思うのですが、あえていうならRAWの転送ができなくなったところでしょうか。
また「1000以上のデジタルカメラに対応している」となっていますが、意外なカメラが非対応となっていることがあるので、購入前には手持ちのカメラとの相性をしっかりとチェックしましょう。
しかしGoPro HD HERO3が非対応とは...。
買いなの?
デジカメでもっと遊びたい! という方にとっては必携かと! VOWや「ボケて」のようなコンテンツが好きな人も!
お値段は8GBが4980円、16GBが7980円です。RAWを撮らない方なら8GBでいいかもしれませんよ。
Eye-Fi Mobi[Eye-Fi]
(武者良太)