「シルクスクリーン」と聞いてぱっと頭に思い浮かぶモノってハンドメイドのTシャツとかですよね。逆に、電気で発光するアイテムはあまり連想しないのではないでしょうか。ペンシルバニア大学では、シルクスクリーン印刷と高度な技術の出会いによって、これまでにないアート体験が生み出されています。
同大学でファインアートの助教授を務めるアーティストのOrkan Telhanさんは、デザイン、開発、そしてインタラクションをまたがる領域で活動。今年5月にCommon Pressを訪問した際、彼はエレクトロルミネセンス(EL)およびエレクトロクロミック・インク活用領域への進出を示してくれました。
シンプルにして美しいユーザー体験。この技術がより大規模かつ複雑なかたちで適用されるとどうなるのか、想像に難くありません。すでに同様のコンセプトを活用している企業は、窓の透明・不透明をスイッチで切り替えるという商品を出していますが、これを商用ではなくアーティストが操れるようになるというのが魅力的ですね。表現の幅がどのように広がるのか、楽しみです!
Michael Hession(Rumi/米版)