欲しい人は急げ!
今、たった今、歴史の1ページの片隅を担うカメラがオークションサイトeBayに出品されています。ハッセルブラッド 500EL。これは、1969年、アポロ11号計画で人類初の月面着陸のために制作されたカメラです。長年私蔵コレクションとして過ごしたこのカメラは、現在Setadel StudiosからeBayに出品されています。
出品されているカメラは、ボディはもちろんのことレンズが2つ(80ミリと250ミリ)それにプロモーションパンフレットまでついてきます。状態は良好で、現在でも写真を撮ることが可能。
もちろん、アポロ11号計画のために制作されたと言っても、実際に月に持って行かれたカメラではありません。計画のためには、複数のカメラが制作されました。月へと行ったあのカメラは、今も月にあります。月の石を持ち帰るために、カメラを月に置いてきたのですから。
アポロ11号計画用ハッセルブラッド 500EL、オークションは7万4950ドル(約740万円)からのスタート。Setadel Studios曰く、これよりも状態が悪い同じ物が10万ドル強(約1000万円)ほどで売れた過去があるそうで、それと比べるとこちらはかなりバーゲン価格。しかし、今のところオークション参加者はゼロ…。あと1時間ほどでオークションは終了してしまいます。どなたか、いかがです? カメラと宇宙の歴史の1ページ、とはいかなくても1ページの片隅には残るカメラです。
[Ebay via Reddit via PetaPixel]
そうこ(ERIC LIMER 米版)