とうとうやって来た紙の本が1冊もない図書館

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とうとうやって来た紙の本が1冊もない図書館

図書館員の仕事も変わりますよね~

本棚から本棚へ、ぎっしりと並ぶ本を眺めては読みたい本を探す…なんて当たり前の風景が、段々と過去の思い出になっていくのかもしれません。紙の本のページをめくって読書を進めることができないというのは寂しい気もしますけどね。

このほど米国テキサス州サンアントニオにおきまして、公共図書館としては同国初となる、本のない図書館「BiblioTech」がオープンしました! 本のないというと語弊がありますが、要は紙の本が1冊も置かれていないという意味で、代わりに館内の900台のEブックリーダー57台のコンピューター40台のiPad、それにタッチスクリーンが内蔵された机を用いて、1万冊以上のタイトルの電子書籍にアクセス可能となっていますよ。

BiblioTechは、3割以下の住民しかインターネット接続環境がない低所得層地域に設置され、無料でネット利用ができるようにサポートを提供する意味合いも強いそうですが、そのうち、こういう図書館ばかりの世の中になっていったりもするのかもしれませんね。

Matt Novak(米版/湯木進悟)