前衛的デザインと先進技術が融合して完成したドレス。
ニューヨークに拠点を置く学際的デザイナーのFrancis Bitonti氏がプラット美術大学の教え子たちと取り組んだ「第二のスキン」プロジェクト。ファッション、アート、建築、コンピューティングそれぞれの分野の専門家と協業で研究を進めた結果、完成したのがこちらのドレス。製作にはMakerBot社から提供された3Dプリンターが用いられました。
ドレスの素材にはポリエステルベースのフレキシブルフィラメントを使用。学生の設計した複雑なデザインを再現し、より自然なフィット感を出すにはこの新しい素材が最適だったそうです。「これまで専門の業者に委託していたのと同品質のものがデスクトップ3Dプリンターで作れるとは本当に驚いた」Bitonti氏はそう語っています。
3Dプリンターで「何でも作れる」ようになったからこそ「何を作るか」がより重要となるーこれからはそんな時代になっていくのかもしれませんね。
(KITAHAMA Shinya)