買ってよかったわあ…。
無事にiPhone 5sを持ち帰ってきました。現在編集部全体で各種チェックを行っていますが、とりいそぎファーストインプレッションとしていろいろと感じたことをダイジェストでお伝えします。
持ちやすさ・ルックス・カラー
外観・重さはiPhone 5と同じ。素材も(たぶん)同じ。だから手にしたときの感覚、ポケットに入れたときの感触に差異はありません。ぶっちゃけ触れたときの新鮮さはないんですけどね。エクステリアは新色のゴールドがポイント。金色といってもシャンパンゴールドのようなエレガントさが魅力です。シルバーはおとなしいイメージですが、それだけにどんなバンパー・ケースとも合いそう。ブラックも鉱石のようなイメージ。光の当たる角度によって白っぽくも見えてくるのが面白いなー。
そうそう、背面のアップルマークもフラットになりました。シールのように凸ってたiPhone 5より高級感があり、好印象です。
A7プロセッサ・スピード
おまえはシャアか!iPhone 5と比較して倍の速度になったそうですが、体感速度はもっと速い。3倍くらい速い。スムースなアニメーション効果も「ヌルヌル動くよ!」な印象に直結しているようです。メモリの書き込み・読み込み速度も上がっているはず。
段違いのスピードをすぐに体感できるのがGoogle Earth。サーチ&ジャンプはスムースそのものだし、ストリートビューで移動したときの速度も激速。データのダウンロードが間に合わず、まるでワープしているかのような描写に、Google Earthのエンタメ度の高さを実感できます。いつでもどこでも手元だけで世界中をトリップできますなー。
やばい。
楽しい。
大型センサー・明るいレンズ・カメラ
暗部の低ノイズ性能はまだチェックできていませんが、画質は1段高まったイメージ。エッジがきちっと立ってます。解像度はiPhone 5と同じでも、センサーサイズ・レンズ共に大きくなったメリット、ありますね。
Instagramが切り開いたスクエア(正四角形)フォーマットを採用したのも大きい(iOS7の功績ですが)。SNSで公開する画像は正方形トリミングで日の丸構図こそが栄えると思うんですよね。iPhoneなどスマホで見る画像も。大きく映し出せない(映し出しにくい)からこそ、被写体をどどんと捉えたカットがGOOD。「好きなように撮ってよ!」と言ってくれているかのよう。
120fpsの動画撮影機能も注目。60fps再生することでスローモーションに見せる機能ですが、何気ないシーンもゆっくり見せると発見と笑いがいっぱいつまっているんですよね。数秒のトラックでもインパクト大。今まで動画撮影してこなかった人にこそチャレンジしてほしい!
指紋認証・Touch ID
Touch IDに自分の指紋を登録してから、指紋でロック解除・タッチでロック解除を繰り返してみたのですが…今まで気がつかなかったよ…。ロック解除の数字入力ってこんなにも疲れるものだったなんて…。
コレに慣れてしまうとパスワード入力のすべてを「面倒だなあ」と感じてしまうようになっちゃうかも。「Touch ID」には楽な世界へと誘う天使かそれともアクマか。
俺によし僕によし麻呂によし
フィーチャーフォンの赤外線通信のように楽々データ共有のAirDrop、羊級の執事力を手にいれたSiri、音の波形を見ながら録音できるボイスメモ、数多くの情報をまとめて表示してくれる通知センター、そして「設定」を開かずとも機能のオンオフができるコントロールセンターなど、使い勝手がグッと高まってますね。
Spotlight検索の呼び出し方法(画面中央部くらいから下にスワイプ)など、iOS6と大きく変わった部分もありますが、ユーザーインターフェースは総じて良好です。より多機能となったOSをドライブするスピード性もまたGOOD。ナンバリングモデルではありませんが、iPhoneファミリーの魅力を大幅に底上げしていることは間違いない。価格以上の価値、ありますね。
[アップル]
(武者良太)