長時間通勤の良き友になりそう。
電子書籍はスマートフォンとかタブレットでも読めますが、E Inkディスプレイの方がやっぱり見やすかったりして、KindleのようなE Inkベースの電子書籍リーダーは読書家の人に重宝されています。今月開催されたIFAでは、そんなE Inkの特性を活かしたニュータイプの製品が展示されていました。AlcatelやPocketBookといった企業が、E-inkディスプレイを搭載し、スマートフォンと連携するスマートフォンカバーを出していたんです。
まずPocketBook発のCoverReaderは、サムスンのGalaxy S4にくっつく電子書籍リーダーです。Galaxy S4に搭載したアプリからCoverReaderに電子書籍データを送って、E Inkディスプレイで読めるんです。その間スマートフォンはオフにしているので、バッテリーも節約できます。使っていないときは、カバーを閉じれば両方のディスプレイをちゃんと保護できます。
AlcatelのスマートフォンOneTouch Heroでも、同様のE-Inkディスプレイ付きカバーがオプションで使えます。ただこちらはカバーを閉じた状態だとE-Inkディスプレイが表側になります。そこでステータスアップデートやウィジェットを表示できて、カバーを開けなくても気になる情報を随時チェックできるってわけです。ただこちらのデメリットは、E-Inkディスプレイが表に露出したままになるってことですが、その分アップデートされる情報にアクセスしやすいってメリットもあります。それにディスプレイに傷が付いたとしても、E-Inkディスプレイの価格はスマートフォンのフルカラーディスプレイよりは交換費用も安くて済みます。
ケースなし派の人でも、こういうカバーなら使ってもいいって思えるかもしれませんね。
Andrew Liszewski(原文/miho)