好きなものにつなげるだけで楽器になる!
ロンドンをベースに活動するスズキ・ユリさんとマーク・マクキーグさんによるデザイン・発明会社「Dentaku」がプリント配線基盤ベースのシンセサイザー「Ototo」を開発しました。どちらも日本語っぽい名前で親近感が湧きますね。
名前は日本語の「弟(おとうと)」から取られているらしく、開発者の一人でもあるスズキさんは日本人で、アートユニット「明和電気」でも活躍されていた、東京出身のサウンドアーティストなのです!
「Ototo」は電気を通すものにクリップを付けたり好きなセンサーを組み合わせるだけで、自分だけのシンセサイザーを作れます。本体にはクリップを用いて様々な「もの」に繋げられる12個のタッチキーボードセンサーと4つのセンサーインプット、スピーカー、サウンドアウトプットが内蔵されており、駆動にはバッテリーかUSBからの給電が必要です。
これの何が素晴らしいって面倒な半田付けやコードを書く必要がないんです!
こんなふうにキッチンにある鍋や銀色のおりがみなど、電気を通すものにコードを繋げれば立派な楽器の完成です。簡単にオリジナルのギターやドラムっぽいものが自作できちゃいますよ!
クリップを植物に繋いでも反応するみたい。
この「Ototo」はまだ発売はしてませんが、公式サイトで最新ニュースのメール配信を行っているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
似ているガジェットとして、身の回りのものをタッチ入力センサーに変え、バナナをピアノにしたりして話題になった「Makey Makey」もありました。
コーディングや工作が苦手な人でも、オリジナリティあふれる表現ができる環境が増えてきているのは素晴らしいですね。(追記 2014/02/05)
こちらのOtotoは2014年1月31日より、Kickstarterで資金調達を開始しています! 45ポンド(約7450円)から支援することができ、締め切は3月3日。欲しい人はこちらからそうそ!
(徳永智大)